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【コラム00】竹弓への愛を語る②

また書きたいと思いました
竹弓へ愛情を注ぐ話です
繰り返しますが、竹弓だけに愛情を注いでいるわけではありません
たまたま、竹弓に愛情を注いでいる時間の比率が多いというだけです

さて、あなたは弦を張っていない状態の竹弓をもってきました
弦を張らなければ引くことができません
弓を習った最初のうちは何も考えずに張ることができました
しかし、竹弓は張ること1つとっても緊張をします
え?緊張しないですか?私だけ?

いつもと同じ動作で弦を張って、
おそるおそる弦通りをチェックします

”適度な入木!!修正する必要なし!!上手にできた!!”
となった瞬間はちょっとだけ感動します

”よくやったぞ、さすが大事に育ててきた弓だ”
みたいな感じで褒めてあげたくなります

ちょっと癖がある弓が上手に張れたときは、
”よくやった自分!”
と自分を褒めます笑

素直な弓はいいですが、手のかかる弓もいっぱいあります
癖を修正するように力をかけて弦通りを修正して、適正な位置に調整をします
成りがズレていたら、力をかけてバランスを調整します
矯正器を使うこともありますし、火入れをすることもあります

複数の竹弓を扱ったことがある人はわかると思いますが、
同じ扱いをして同じように育つほど簡単ではありませんよね
張るときに握る位置を変えたり、かける力の入れ具合を変えたり、弓にって考えることが違うことは、、なんとも幸せなことでしょうか


あれやこれや気を遣うことがいっぱいありますが、ビシッと決まったときの達成感といったら、おそらく的中したときくらい気持ちのいいものでしょう!!
ちょっとした達成感の積み重ねを感じることが、ここまで弓を続けることができた秘訣かな、と思うことが多々あります

なんで安定しないんだ〜と声を出したくなるときも


長らく弦を張っていない弓や
裏反りが高い弓、、張った直後の矯正の効果たるや、すごいものがありますよね
矯正器をかけて数時間したら、矯正しすぎて悪くなった〜みたいな経験をするなんてことはあるあるかと思います
これはまさに油断大敵な事例ですね
どのタイミングで矯正始めるか、、は未だに掴めずとったところでしょうか

普段から愛用している竹弓、張った直後に弦を張って、矯正しますよね
直後はベストな位置になるかもしれませんが、
だんだんと元の悪いと思ってる位置に戻ってきてしまうんですよね

それで問題なくとも、、、数射すると、また矯正が必要な状態に、、、外して矯正したいけど、引く弓がなくなる
しかし、引いてると変な癖を覚えてしまわないか、、戦々恐々とすることもあります
しっかりと時間をかけていけば、、、と信じてましたが、そんなことにはならなかったのです

手のかかる子ほど可愛い、っていうこともありますが、まさにそんな感じでしょうね
みなさん、世話をした時間が長いほど愛おしくなりますので、諦めずに向き合ってみてください
そしたら、もしかしたら答えがでるかもしれません



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