『マルティナの住む街』オンリー・ハーツ
監督デビュー作『蒼ざめた官能』でスペイン・アカデミー賞受賞したダニエル・サンチェス・アバレロ監督作品。本作は2011年上半期スペイン国内興収第一位の大ヒット作。
2019年、6年ほどの沈黙を経て(その間なんと作家に転向、著書はベストセラーに) Netflixにて監督作品『SEVENTEEN セブンティーン』が配信開始！
●ストーリー
挙式直前に花嫁に逃げられたディエゴを元気づけようと、従兄弟のフリアンとミゲルの3人は、子供のころから度々夏を過ごした思い出の避暑地コミーリャスへと向かう。そこは10年前、ディエゴが童貞を喪った初恋の相手マルティナが住む街。再会したマルティナに再び熱をあげつつも、失恋の痛手をふっきれないディエゴ。ようやく思いを遂げ、決意を打ち明けようとした矢先、彼を振った婚約者ヨランダが現れる…。
監督・脚本： ダニエル・サンチェス・アレバロ
出演： キム・グティエレス / ラウル・アレバロ / インマ・クエスタ
アドリアン・ラストラ / アントニオ・デ・ラ・トーレ
2011年/スペイン/97分
結婚式も挙げにくい状況ですが、こちらの場合式当日、新婦とその招待客がいないのだからもっとひどい。端折ると新郎とその従兄弟たち3人は、マドリードから故郷コミーリャスを目指します。ガウディの有名な建築もある大西洋岸のリゾート地は、新郎の初めての恋人マルティナがいるはずの街。彼女の表情がたまらない、何かしてあげたくなる人。ほろ苦さとお笑いと映画ネタ満載でエンディングロール、で終わらない。（奥田真平）
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？