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『黒の魂』 オンリー・ハーツ


2015年イタリア・アカデミー賞(ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞)で作品賞・監督賞・脚本賞他最多9部門受賞作品

他を寄せつけぬ圧倒的な評価を得た、2014年のNO1イタリア映
画。『ニューシネマ・パラダイス』でトトを演じたマルコ・レオナルディ出演。

誰よりも平和を欲し、誰よりも非情を貫く――
ジョアッキーノ・クリアコ(Gioacchino Criaco)による同名小説に基づき、巨大犯罪組織「ンドランゲタ」と関わった一族の悲劇を描く。

●ストーリー
犯罪組織「ンドランゲタ」が拠点とする南イタリアのカラブリア州で生まれた3兄弟の過酷な運命を、圧倒的な迫力で描くクライムストーリー。三男のルイジはドラッグのディーラーで、次男のロッコは見たところ普通のビジネスマンだが、そのドラッグによる利益で事業を展開していた。長男のルチャーノはヤギを育てて平穏に暮らしていたが、息子のレオが敵対するファミリーを威嚇。軽率な行為は若気の至りでは済まされず、血を血で洗う抗争が始まる。

監督・脚本:フランチェスコ・ムンズィ
原作:ジョアッキーノ・クリアコ
出演: マルコ・レオナルディ ペッピ-ノ・マッツォッタ ファブリツィオ・フェッラカーネ 
バルボラ・ボブローヴァ アンナ・フェルッツォ ジュゼッペ・フーモ

2014年/イタリア・フランス/103分 

『黒の魂』JK写


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邦題は原題の訳(「黒い魂」の方がより直訳)。なぜ黒か? 黒服のマフィアってのはあるだろうけど、それじゃあ魂とはほど遠い。イタリア最南部の最も過激なマフィアの三兄弟とファミリーに巻き起こった抗争をどう収めるのか。黒はすべての光を吸収する、色のない色。そんな色の魂だけが非常のとき非情になれる。痺れるんだよねラスト。(奥田真平)



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