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誤嚥ケアインストラクター誕生の理由

社会の当たり前を変えるには、私一人の力では到底無理だ。でも、変えられる方法はある。絶対にある。

世界に届ける一歩

この写真は、9月2日と3日にパシフィコ横浜ノースで開催されたの日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会の時のものだ。

当法人はは株式会社宮源とコラボブースで、とろみ剤を通して誤嚥ケアの必要性を伝えていた。

その名も誤嚥体験型ワークショップ
「Let's誤嚥⁉️だ。

この写真は香港と台湾の専門職の方がブースに来られている最中のもので、彼らも「Let's誤嚥⁉︎」を体験していった。
実は彼らがこのブースを訪れたのはこの1回だけではなく、2日間で何度も戻って来て、私を動画撮影していった。

「自分の国でも”Let's誤嚥”ができる様にしたい」ということだった。

不謹慎と言われる覚悟を持って。

ある意味で、非常に不謹慎とも取られるこのワークショップだけれど、こうしてたくさんの方から評価され、実際に体験した人から愛されるワークショップを作って、本当に良かったと思っている。

「当事者が不快になるかもしれないよ?」とも言われたこともある。

けど、私が当事者なんです。
2018年1月、私が嚥下障害になったんです。
あの時の恐怖を、社会の当たり前から消し去りたい
そういう思いで、Let's誤嚥ワークショップを開催しているのです。

社会を変えるには一人では無理

私1人の力では、とてもとても社会の当たり前を変えるなんてできない。だから誤嚥ケアインストラクター養成講座をスタートした。

私以外の人でも、Let's誤嚥を安全に、確実に、学びあるものとして開催でき、誤嚥ケアを広める方法を共有するために。

誤嚥ケアインストラクターは
全国でLet's誤嚥を開催できる人材として。
誤嚥ケアを広める人材として。
そんな仲間となってもらえる様、育成事業を始めた。

ありがたいことに現在までにインストラクター数は60名以上。この60人が力を合わせて、全国各地で「Let's誤嚥」を開催し、その体験者がようやく2200名を超えた。

1万人が体験したら、社会の当たり前が変わるかもしれない。

本気でそう思っているから、やっているのです。まだまだ1万人には遠い。けど、インストラクターが日々活動してくれるおかげで、そのカウンターは着実に増えている。

誤嚥ケアインストラクターはLet's誤嚥ワークショップを全国で開催してくれる仲間。その仲間の活動を通して、Let's誤嚥体験者が増えていく。

そして、その体験者の方々が「誤嚥」に対して
ほんの少し聞き覚えがあればいい
ほんの少し関心を持ってくれればいい
ほんの少しのコツを実践してくれれればいい

今日もまた、誤嚥体験者数カウンターが増えた。

当事者で専門職

バカみたいな挑戦かもしれないけれど、当事者で専門職だからできること。これを形にしたい。
そして、まだまだ、仲間が欲しい。
1万人を一緒に目指す仲間が欲しい。
だって足りないもの。
私は貪欲だもの。
社会の当たり前を変えるには、まだまだ欲張りたい。

誤嚥ケアインストラクターになるには

この誤嚥ケアインストラクター養成講座は定期的に開講している。

一度覗いてほしい。
そして仲間になって欲しい。
1人でも多く、誤嚥ケアを広めて欲しい。

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