見出し画像

ワンダと巨像をクリアしたからレビュー?感想?を書く

2ヶ月ぐらい前にPSプラスのフリプでバラ撒かれていたワンダと巨像をクリアしたのでレビューを書こうと思います。

はじめに-簡単な感想-

クリアした感想ですが
雰囲気やゲームシステムはすごい好きなんだけど遊んでいると気になる点がいくつかある
と感じました。

2005年にPS2で発売された作品なので、言語化が難しいんですけど現在の"流行り"から見るとゲームシステムに若干の"古臭さ"を感じました。しかしゲームの根本的な面白さは変わっていなかったので満足度はとても高いです。

ゲームシステム

良い点
ゲームシステムはとっても簡単で巨像に登って弱点に剣を刺すだけ


なんですが、16体いる巨像は姿が異なり、それにより登る方法も異なるため、ゲームシステムはシンプルながら戦闘は毎回異なる楽しさがありました。

また、無駄が無いという点も好きでした。
特に国産のゲームにありがちなんですが、世界観説明のためにだらだらムービーを流したり、チュートリアル中にキャラ同士の会話が発生して早く遊びたいのにテキスト送りにボタンを連打したり...というのがありません。

「女の子を生き返らせるために巨像を倒すのか」と最初のムービーで理解すれば後はテキストなどの邪魔が入らずにゲームに没頭できる。ゲームシステムもシンプルならストーリーもシンプルという点がとても好きでした。

悪い点
ただ、操作面など細かい部分で違和感を感じました

大きく違和感を感じたのが、アクション面です。
このゲームの売りである"よじ登り"なんですが、操作キャラクター(ワンダ)の動きがもっさりしており、自分の想像している動きに応えてくれない事がよくありました。

ジャンプして崖に捕まりきれない。崖際で簡単によろけてそのまま落ちる。巨像から落ちたりするとダウン時間が長くて起き攻めを喰らう。....などなど、自分が下手だったのもありますが、アクションゲームで大切な動かす楽しさが感じられず、やり直しのイライラを感じる事がありました。

しかし、昔のゲームだから操作性が悪かった。
のではなく、恐らくわざと操作をもっさりさせているのだと考えられます。ファミ通様のゲームレビューでは

 リアルな肉体の表現。自分の身体を思い描いた通りかんぺきに操れる人間なんてそうそういない。
気持ちよく動かすことすらままならない等身大の肉体は、むしろ現実に即していて、より真に迫った身体感覚をもたらしてくれる。没入感を100%以上に高めてくれる。無駄でしかない四肢のしなりとか、人間臭さがたまらない。
https://www.famitsu.com/news/201802/08151373.htmlより引用

と解釈されているように、作品への没入感を優先した結果、操作性を下げることになったため、これは単純に悪い点とは言えないかもしれません。

その他にも違和感を感じる点として、「剣で光を集めて探しものをするアレ」が微妙に使いにくかったり、攻略法のヒントが少なかったり、色々ありましたが「没入感を優先した結果」で片付きますね

あと、これは自分悪いのですが、崖をよじ登るゲームをしているとどこでも自由に崖を登れたゼルダの伝説BoW。崖や建物をスイスイ登るアサシンクリードなど、登ることが楽しいゲームに沢山触れて来たため、なんでここ登れないの?をより一層感じてしまいました。


ストーリー

ゲームシステムでも少し触れましたが、ストーリーもとてもシンプルでした。

しかし、エンディングでは考えさせられるような衝撃のラストが用意されていたため満足度はとても高かったです。

グラフィック

これはPS4用にフルリメイクとのこともありとても綺麗でした。

洞窟を抜けて滝が流れる湖へ行ったり、草原から荒れ地を抜けて砂漠へ行ったり、馬に乗ってマップを散策するだけでも楽しめるくらいグラフィックは素晴らしかったです。

まとめ

シンプルながらも飽きないゲーム体験と凝った世界観。それを表現しきる美しいグラフィックと、とても満足度の高い作品でした。
ただし、流行りのアクションゲーム的な爽快感を期待すると、その期待には応えられないかもしれません。

おまけ

こうすれば100%自分を満足させるゲームになる!という妄想

アクションをスタイリッシュに!
よじ登って剣を刺す!この爽快感に特化させたいですね。掴み判定を大きくしたり、ジャンプを高くしたり...イメージとしてはゼルダの自由な壁のぼりにアサクリの簡単かつ爽快感を足して、最後にマップと敵に3Dマリオのアスレチック感を足す。...みたいな

トカゲ探すの面倒だからスキルポイント制にする
・掴まりスタミナ上昇
・体力上昇
・弓矢連射
とかあったら楽しい



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?