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53MM その6 53歳のおじさんが「もの書き」になる物語

53歳おじさんのプロフィール 

パート5:大学生時代 専攻と自主ゼミ


おじさんが入学した学部と専攻を紹介する。

おじさんは、
教育学部国際文化教育課程アジア研究専攻、
という、とても長い名前の専攻に入学した。履歴書に書く時はいつも苦労する。

おじさんが大学生の頃は、先生が多くいた時代だったので、教育学部の中に教員を養成しない専攻が作られた。

アジア研究専攻では、アジアの言語(中国語とハングル)や英語、文学、歴史、地理、経済などいろいろなことを学んだ。

おじさんは2年生の時、朝鮮近現代史が専門の牛渕先生にお願いして、同級生や後輩たちと一緒に現代史ゼミを作った。週に1回、大学の講義が終わった後に集まり、『戦後世界史(上)』、『戦後世界史(下)』(大月書店)というテキストを学んだ。

また、ほぼ同じ時期に、文化人類学が専門の吉原先生が指導されていた、人類学ゼミにも参加した。『文化人類学入門リーディングス』(アカデミア出版会)を学んだ。

おじさんは、ごく普通のおじさんであるが、同じゼミで学んだ仲間の中には、大学の先生になったり、研究者になったり、通訳として活躍している人がいる、というのを風の噂で聞いたことがある。

(注釈)1990年当時は、ベルリンの壁が崩壊したり、東西冷戦が終わったり、北京で天安門事件があったりと、世界が大きく変わりつつある、ということを実感する毎日でした。
著者:オニワ晃秀(電子もの書き屋オニワ)


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