<イザ希望退職@リストラ経験から> その5.止血の効果と、さらに

「イザ希望退職@リストラ経験から」のnoteはその1から4まで希望退職(早期退職)後の生活への不安を減らすために、減らしても暮らしの質を下げないで済む出費、おもに税金や保険料などの制度を利用した止血方法を書いてきました。

10年前のリーマンショックリストラでの退職後に、行った止血効果の実例は

1.失業保険 約120万円 いただきました
人によって雇用保険をかけている期間が長いほど給付期間が長くなるため、一概これだけ受け取れるわけではありません。人によりもっと長期間、反対に僅かな期間で終わる場合もあります。私の場合は給付期間が約半年だったのでこのような額でした。

2.国民健康保険 約40万円 保険料が安くなりました
国民健康保険の非自発的失業者への保険料軽減措置を使いました。現在のコロナ感染症下での軽減措置もあるので(下記リンク先参照)その方が効果的な可能性もあります。

3.国民年金 約40万円 夫婦2人分1年間の保険料が免除されました
ただしこの免除期間分の年金は将来減るので、私は年金支給開始時期を先延ばしすることで対処する予定。

4.子の大学の学費減免 総額80万円ほど安くなりました
収入の無い年が続いたので、毎年手続きしました。3年間分の授業料合計。授業料免除制度を持つ公立大学だったので可能でした。

5.退職金と給与との所得税からの還付金が合計約20万円還付されました

あくまで10年前の私の場合ですが、合計300万円の止血をしました。人によりもっと可能かもしれないし、少ない額にしかならないかも知れませんが、それは実際にやってみないと何とも一概には言えません。この額は年収から見れば少ないですが、とりあえずの生活資金としては生活に余裕ができるため安心になり、再就職にも焦らずに対応できることにつながると思います。

希望退職者(早期退職者)の中には幸いにも勤め先の会社から割増退職金が支払われることもあります。その額次第では特に面倒な止血対策をしなくても、と感じさせられるかもしれませんが、次の再就職会社を定年で退職するときの退職金は勤務年数が今までの分は少なくなるのでそんなに多額の退職金を手にできないかも知れません。なのでたとえ割増された多額に見える希望退職での退職金を手にしても、絞れる出費は止血しておくことをお薦めします。

さらに、可能性があるかもしれない止血情報について

今はコロナ感染症に起因する希望退職(早期退職)が主だと考えられますが、それによりさらに止血ができる可能性があるようです。この件については既存のサイトが見つかりましたので、それ(コロナ関連給付金)を下にリンクします。
↓↓↓
新型コロナウイルス 支援情報まとめ | マネーフォワードサイトへのリンク

これらを活用することでとりあえずの止血、つまり生活費がショートする危険性が後退して、不安も緩和でき、その心理的余裕によって再就職がうまく行く可能性が高まると私は思いますし、期待しています。

ただ、住宅ローンが残っているとか家賃支払いが続くなどの固定費対策にはなかなか追いつくのが難しいかもしれません。なんとしても再就職を早く果たしたいところですが

さらに、不安が残るなら無理の無い範囲で減らせる支払いは減らすことを考えるべきだと思います

私が実際に行った方法は・・・
自家用車を軽自動車にしました。
幸いそれまで持っていたやや大きめのワゴン車の買取値がそれなりにつく年数だったので、少しの追い金で軽自動車に乗り換えができました。軽自動車にしたことによる節約効果は私の場合は大雑把には年10万円程度です。もし自家用車二台持ちの人なら片方を売却して一台にするともっと節約効果はでるだろうと思います。

一年間は旅行することをやめました。
それまで年間に4回程度は旅行したので約30万円旅行費にかけていたと思います。それを1年間はゼロにしました。ただやはりステイホームはストレスが溜まるので結局は犬を新たに飼うことになりました。柴犬を買い始めました。ペットショップでは30万円ぐらいしていましたが、ブリーダーで10万円。子犬のころはそれでもお金がかかりましたが、旅費よりは安くつきました。

これらは私の場合です。次回に「やらない方がいい節約」を書こうと思いますが、上記の節約方法はご家庭によっては確実に生活の質を下げるため、この例自体をお薦めするわけではありません。やめても影響が無視できるほど少ないものに限ってとりあえずの止血策として考えてみてはいかがかと思います。

他にも、子育て終了のシニアなら生命保険を解約してももう困らないかもしれません。また60歳を過ぎていれば、年金を繰上支給して、年金生活に早々と移行する検討の価値があると思います。これについても次回以降に書いてみたいと思います。

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