敬老の日だからオトンの話を書いておく。

敬老の日だからオトンの話を書いておく。

オトンは8年くらい前に脳梗塞で倒れてから右半身はやや麻痺で間隔が無い。歩けはするから障害者扱いは等級が低い。倒れた当時は実家のローンも残ってたし僕も収入が低いしでしっちゃかめっちゃか。サラリーマンを19年続けていたし年金も払っていたけど、年金事務所から障害者になったしでオカンが色々手続きしたが障害年金ももらえず・・・国から死ね言われたのかなって感じになっていた。

だから僕は日本という国は日本人に優しくない国になり果てたとその時から愛国心は半分以下に落ちた。そのオトンも最近はめっきりおじいちゃんっぽくなった。まだ70以下だというのに見た目は80超えているくらいに見られる。オカンがオトンの車いすを押して空港とかにいくと「お父様」と言われる。


つまりオカンの「オトン」僕からすれば祖父と言う風に見られるわけだ。


という身の上話を前置きにしておく。


そのオトンもなんとなくだが終活感が出てきている。昨年はハワイ旅行のプレゼントなどもしてホノルルマラソンに参加したり、その友人たちも込みで(友人の結婚式だった)パーティもして。もはや思い残すことは何もない。という言葉も残している。


そんなオトンの部屋は実家の2階だったのだけど、お酒を夜によく飲む。半身が麻痺だから手すりももてない階段から2,3度転げ落ちている。先週も落ちてちょっとしたケガもした。2階の部屋だから足腰を少しでも鍛えようと思っているのかとかんがえていたがそうでもなかったようだ。1階の部屋にしたらどうかと言ったら快諾した。


大きな怪我をする前で良かった。

1階のリビングにパーティションを区切ってベッドをおいて・・・


そう。ここでなんかすごい終活感が出てきた。

あぁ、もう長くないんじゃないかなって感じ。

こうして心の準備ってのをしていくんだなぁって思う。


正直年金もらえない問題とかいろんなクソみたいなことはあったが、今は幸せそうだ。明確な余命何か月ですとか言われてはいないが本人や周りはなんとなく感じるんだろうなって思う。


ただ、その最後が穏やかな眠りにつくようにちょっと昼寝してたらそのままポックリ言ってましたってなっているのが良いなって思う。遺産相続もくそもないからなw


ただ、オトンが今年の1月に僕にいった「ファンタジーな絵を描いてほしい」

これがまだできていない。ファンタジーってなんなんだろうw

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