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リハ見 2017年11月7日 オペラ座の怪人 広島公演

2017年11月7日(火) オペラ座の怪人


\リハーサル見学会の日/



前置き


私ごとですが、これが初の広島でした。
2泊3日の観劇旅も人生初!初遠征!!
臆病な私にとって、実はひとり旅はものすごい勇気が必要でした。

広島公演千秋楽まで残り2週間、のタイミングで
7日(火)リハ見&ソワレ観劇
8日(水)宮島観光&マチネ観劇
9日(木)マチネ観劇&オフステ
が可能という奇跡のスケジュール。
これを逃したらもう行けないだろう、行くならここしかない!と思って、1カ月前だと割り引きになるので新幹線とホテルをセットで予約しました(賭け)

1ヶ月前に計画を立て、こうして迎えた観劇週。
まず光田さん、いてくれて本当に良かった〜〜😭
それだけで私は十分満足です。

リハとオフステ両方に光田さんが出てくれる保証はもちろんありませんが、どっちも行っておけば片方くらい流石に出るよね!!っていう。
四季さん、連泊ありきのスケジュールまじでありがとう……。
千秋楽まで残り2週間という場面で平日に2度もイベントを組み込んでくれるのは、遠征する人のことを考えてくれたように思います。

前置きが長くなりましたが。
この記事では、第一弾として、11/7に行われたリハーサル見学会のレポをまとめています。(Twitterでも当時少しレポはしてたかも)
公式で記事が出なかったので、残念ながら飛ばせるリンクはありません(泣)


この日はちょうど、広島公演50回目の日。


(横浜ではイベントがなかったので)私にとって初めてのオペラ座リハーサル見学。

ナンバーは、なんと、、、、、、

マスカレードでした!!!


大歓喜😭😭😭😭
光田さん登場確定………

大人数が出るナンバーをやるだろうなと予想はしていて
ハンニバルは前回既にやったらしいから(行かなかった日)
もしかしたら今回マスカレードが来るんじゃないかな?そうだったらいいなー!とは思っていましたので、本当に嬉しかった♡

入場


扉が開き、中に入るともうリハは始まっている。
皆静かに存在感を消すようにそーっと入場、着席。
(すいません指導者の女優さんが誰だったのか過去のレポに書いてないという失態、しかも舞い上がりすぎて記憶がない)
ここでは「先生」と呼んでおきます(確信がないから)


入ったら「先生」が客席に背を向け、舞台上に指示を出していた。
それに対してみんなで「はい!!」って返事してたところだった。

1)まず、パララーンタッタタララララーって、アカペラのマスカレードのカウント(?)で始まる。

1番最初の部分、歌が始まる前のオルゴール音だけのマスカレード部分を先生がカウント。

その後のエイトカウントの中でクレシェンドが欲しいと言っていた。稽古着だと8カウントが同じに見えてしまうそう。

3人組に出てきてもらって、続きから。
「うーたえっ」で止めて指導。
「うーたえっおどれーー」を繰り返す。
(原曲キーで口ずさむ人と、お経のように一定の音程の人がいて不思議な感じ)

「じゅんくんバウンドしない〜」って言われてた。
「うーたえっ」のところは動かない。
(衣装着てないからニュアンス変わるけど)強すぎて止まり切らない人がいるとのこと。

生歌は、突然でも原曲キーでハモリまでいっちゃうんですね。
お経みたいに歌詞を言いつつ拍を取ってたのに、いつの間にか歌になってた。
カウントで動きの確認だからしっかり歌わなくてもいい感じのリハだけど。

2)場面が進んで「そうメーリゴーラン」っへ

(アカペラなのにここから完璧に原曲キー、綺麗なコーラス)

ラウルとクリスが出て来る前のところからやったので
なかなか2人が出て来る場面に移らないんです。
でも上手袖で2つのシルエットがチラチラ見えてて
(あ、そこにいるじゃん、待機してるじゃん!)ってなって、もう感動でした😭

3)やっと「のーめよっのめよっ」のところ

ラウクリ「誰がだーれーかー」の寸前まできた瞬間、ストップかかって(笑) 
袖の2つのシルエットが出て来ようとして、出番まで行かなくてすぐ引っ込んだりするの、焦らされてる感じで面白かった😊←
数回繰り返したかな…?
1回は「だれが………」まで言いかけてストップかかってて引っ込んだ(笑)

その部分のダンサーへの指導が終わって、では続きからその後までいきまーすってなって
「のーめよ〜のめよ〜」中略「うたえっおどれ」

やっと、やっと!!このタイミングまで曲が進んで!!

「「「だれがだーれーか!!!」」」

で、やっと光田ラウル&山本クリス完全に登場!!!!
もうほんとに、本当に嬉しかった…。
当然稽古着だし、近いし、見やすいし、本編では有り得ない明るさだし!!
こんなことってないよ!!レア!ありがとう!🙏

その後は何度か生で歌ってくれました✨
メインはダンサーへの指導だけど、ちゃんとラウルとクリスも加わって生歌で進行して本当に感動…素敵でした。。。
さえさんは最初省エネモードのアカペラ歌唱だったけど、光田さんは初っ端から全力で歌ってるよね?って声量でした。好き。

東京公演では一切イベントへの出演がなかったので
(そもそも横浜のオペラ座は完売続きにより、イベントがありませんでしたので)
本編以外で光田さんのお姿を見たのはこれが本当に初でした。

その後もう一度流れでやったときはストップせずに続けたので、もう一度「誰が誰かー!」が聞けて嬉しかった🥰

止めては皆の動きを指導して、、を繰り返す。アンサンブルさんは本編より下パートしっかり聞こえる(アカペラな上にカルロッタ不在だから上パートの主張がないのかも)
(いなかったよね?吉田さん)

4)そのまま流れていってメイン6人に

先生の口三味線で「何もかもだいじょーぶ…心配…いらない…」←キーが違うほぼ台詞

ちなみに指導してる人は自分のキーで歌うというかカウントするから、その後コーラスが引き継ぐときにどっちの音程で歌えばいいの…って迷ってて音程迷子の奇妙なハーモニーになってたw

ダンサー指導のため、カウントの代わりに
「だけどな〜ぜ〜隠す〜のか〜」から歌わされる光田さん。
美声……でした………尊い。

音楽のない完全アカペラなので、より歌声が堪能できます…。
ビブラート綺麗だった…良い声すぎた…。
サクッと歌ってなんでこんな声通るの……耳が幸せ…。
さえさんは1回目は省エネ。マイクつけてなさそう?って感じのナチュラルな歌声。
そんな2人のアカペラ生歌唱を背景に、先生がダンサーへ口で指導を飛ばす。
光田さんは完全にいつもの歌唱でいってましたね。

ああああもっと聞いてたいのにダンサーさんへの指導だから「どういう〜わーけーかー」までで切られちゃう🥺
でもダンサーへ動き指導してもう一度!だからまた聴ける!!

「だけどなーぜ隠すのかー」から「どういう〜わけか〜」までを3回くらい聞けた。
さえさんもどんどんガッツリな歌声に。耳が幸せ。
じゃあこの部分からお願いします、って言われてスッと原曲キーで、しかも美声でスパッと歌えるのがすごい。

5)「わかるひがくるわーー」の後から再開。

ダンサー指導の後、最後の大階段のマスカレードへ。
衣装つけてないからいつもより更によく見えてほんとかっこよかった…。
あの振り付け大好き。あとカルロッタいないとコーラスの高音域が寂しいなぁとも思った。存在は偉大。

6)冒頭フィルマンさんの「こりゃ素敵なパーティー」から音ありでやることに

(ここでようやく音楽あり!)

音楽入るとガラッと空気が変わる。突然の本気、本物、もはや本編。
今までアカペラでも全力で歌ってるように聞こえたけど、今までのはまだ軽かったんだなッて思った。そして指導されたところがはっきり目に見えてわかるようにパキッときまるのすごいなって思った。
突然本編だった本当に。稽古着だけど。

そしてレッドデス前まで。
先生「コーラス全体的に良かったと思うのですが、一連の流れが(◯◯のあたりが)横流れになってるので、もう少し言葉を喋る意識で音楽に乗って歌えるように」と、ダンサー指導の時より少しだけ、ベテランシンガー達に遠慮がちなお声で仰ってました。

それで、リハ見はお開きになりました。
(この後質疑応答があります)


とにかく素敵なリハーサルでした感謝…。
近すぎて正直光田さんが目の前にいると直視できなくて。本編よりも直視できなくて思わず目を逸らしがちでした笑
歌を止めてダンサーへの指導中、手持ち無沙汰の光田さんと目が合いそうで怖かった()

【質疑応答コーナー】

司会:見付祐一さん
参加:4名(下手から)
   大岡紋さん
   佐野正幸さん
   飯泉佳一さん
   石野寛子さん


「前回も参加した方〜!✋その中で今日の見付の変化に気づく人は?」
ざわざわ
「いないかなーこの前かけたパーマがだいぶ落ち着いてきたんです」
客性が暖かい笑いに包まれました。見付さん司会うまいわ。

ここからお客様からの投書をひいて答えるコーナーへ。

Q1:なぜ演者になろうと思ったのか


石野さん「クラシックバレエやっててその影響で」

見付さん「ちなみに僕は元々声優になりたくて専門学校行ってた、そこから四季のオーディション受けた」←突然自分の話を挟む司会、良きです。

大岡さん「関西出身で阪神大震災で被災。震災から何年か経って日本中からミュージカルを上演しに来てくれた、神戸のために来てくれたことに感動して地元の子ども劇団に入った。」

見付さんが「大トリはいずみくんでいい?」と笑いを誘いつつ佐野さんへ質問を振る。

佐野さん「そこに劇団四季がたまたまあったから」←単純明快。
高校の音楽の先生になるか、留学するか。
教育実習までいったけど、自分には向いてないと思った。
たまたま友達が劇団四季のオーディションがあるって言っていた。
どうしようかなーと思っていたら締め切りが過ぎた。
…と思ったら友達が履歴書出しといたから受けろと言ってくれて、今に至る。
(某事務所の姉が履歴書出したやつみたいby見付さん)
「ちょうど初演の時は隣のいずみくんの枠だったよね。日本初演の日の舞台がヘアドレッサーでした。」
という有難い佐野さんのお話を聞けました。

見付「そういった壮大な話のあとでいずみくん」

客席、笑い。完全にいずみくんはいじられキャラ確定ですかわいい。

飯泉「ライオンキングの初演、柿落としの2ヶ月後くらいに親が連れて行ってくれて、すごいなと思ってそこから志した。小学生の時にNHKの合唱コンクールがあって、大学は音大に行って、四季を受験したというよくある話です」

ちなみに出身は松山で、広島ご当地キャストだそうです。

Q2:「広島といえばカープ、来年こそは日本一。皆さんの来年こそは〇〇を教えてください」


見付「はい大岡さん」

大岡「来年こそは、阪神が日本一です!!!」

見付「あんまり(そういうの)やめてくださいね、ここ飲み屋だったら喧嘩になりますよ」

大岡「黙ってられなくて…」

見付さんのツッコミとても良いです笑

石野「後回しにする癖を治したい」

佐野「来年こそはフルマラソン」
大体大会は日曜日なので(公演と被るから)エントリーできないとのこと。

見付「僕も資格取ろうとした時に日曜日が試験日で諦めたことはあります。で、いずみくんは?」急に自分のこと挟んできたなぁと思ったら間髪入れずすぐいずみくんにふる。

飯泉「本をたくさん読もうと思います」

高校生じゃないんだからwwwと即座に突っ込む見付さん。
仲良し。テンポが素晴らしい。

Q3:「公演前は何をして過ごされますか」


「本番の前かな?」と確認しつつ見付さんが答える。

基本的に同じことをする。何時間前に劇場に入ってていう時間が決まってて、ウォーミングアップ、開口発声呼吸法、みんなでやってミーティングして、それぞれ1時間半かけて本番に向かって準備をして、本番へ。
朝劇場に向かうときに、走ってる佐野さんに遭遇することがあるとのこぼれ話も。

「朝起きたら走る。何人かに佐野さーんって声かけてもらったり」by佐野

(これは衝撃)(客席もどよめき)
(早起きして付近を散策したらランニングの佐野さんに会えちゃうってことじゃん)

女子たちも朝活で走ったりしたそう。ストイック!

Q4:「暗転中の移動は何を目印にして動いてますか」


見付「これは、、、いいのかな?」と何かを確認する様にキョロキョロ

周り「いいんじゃない?」

「なかなかマニアックな質問ですね」by佐野

見付「実際舞台上にいて暗転すると何も見えない。暗転になってるところへ袖から出ていくのは見えるんですけど」

「自分はMOTN終わってからの移動が大変なんですけど…」
という前置きの後に、佐野さんが語ってくれる。
「舞台の上に蓄光テープが貼ってあってそれを頼りに移動している。でも時々手前のサルのオルゴールにガンってぶつかる。」
(その様子を想像した客席から笑いが起きる)
佐野「あとは勘ですね。」

大体何歩、みたいな、もう感覚らしいです。

見付「夜中にトイレ行く時に暗くても行けるみたいな」
(なんか突っ込まれてた気がする)

では1番怖い暗転を、順番に語ってどうぞという流れ。

石野「自分はない」「でも鳥目なので蓄光が見えない、もう体感で」

飯泉「オークション。はけるとき。一瞬明るくなって暗くなると全然見えないけど、周りの人を見てる」

大岡「暗転はない。自分の中で1番難しい場面はイルムートの椅子座り。後ろ向きに座る時に、一回名古屋でやらかした。椅子があると思ったらなくて、しばらくそのまま(空気椅子で)耐えてたけど耐えきれず後ろに倒れた」

見付「イルムートあるあるですね。」

そして「ぼくもいいのかな?」と言いつつすぐに語り始める見付さん。笑
「本番中は蓄光テープに頼ることはないけど、ブケーは舞台の転換を一箇所手伝っているので、そこは頼ってる。…こんなんでいいのかな締めは…」

すると佐野さん
「でも暗転の稽古は一番最初にやる重要な稽古です。」
まとめ方がうまい…。

今回、動員担当が見付さんだったそうで、
「ここから2週間千秋楽以外はチケットに余裕がありますのでぜひ!」との販促がありました。

最後に佐野さんからご挨拶
「残り2週間、今日見て感動していただけたらご家族や友人を誘ってまたきてください。この作品は広島の後もまだまだ続きますので〜」
的なことを言ってました(ニュアンス)

素晴らしいリハーサル見学に質疑応答まで。
本当にありがとうございました。


おまけ

メモ帳に残ってたその日の本編の感想も
記録用に置いておきます。過去の私、今より更に語彙ないです。

ーーー

久々の光田さんラウル!
素敵でした。本当に素敵な歌声でした。
語彙なくてうまく言えないけど
優しくて、でもしっかり自分を持っててちゃんと主張してる、リードしていく頼れるラウルでした(*´-`)♡
さえさんとのペア見るのはもっと久々…!
可愛らしくて守ってあげたいクリスと光田さんのあたたかいラウル…
本当に幸せですね(*´-`)
怪人がかわいそうになる〜。
吉田絢香さんのカルロッタ初!すんごかった!
.
勇気を出して言ってよかった広島…
1日目からもう楽しい、幸せ。
ひとり旅のはずが
色々な人の優しさに救われた1日でした…♡
不安すぎてずっとLINEしすぎてて
付き合ってくれた友達には感謝しかない。
.
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