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エクストラバトルの日に向けて有用カード解説(草炎水タイプ編)

今度の金曜日からエクストラバトルの日開催がアナウンスされましたね。最近はエクストラの大会開催もめっきり少なくなり、なんとなくもうエクバ自体開催はないと思っていたので今回の開催発表は意外でした。

まだ参加賞のバリエーションはあるみたいです。トレポス来ないかな~

で、よくよく考えたら僕自身何もない時期にデッキをつらつら流してる割には汎用カードであるとかエクストラならではの強カードの解説をあまりしてなかったことに気付きました。
という訳で、これから数回に分けてエクストラバトルの日からエクデビューする方向けにエクでの有用カードを紹介していきたいと思います。今回は草、炎、水タイプになります。

1.草タイプ

ラフレシア(イライラかふん)

エクでよく見かけるラフレシアはこの二種類ありますが、まずはxyの方を紹介。これはシンプルにお互いグッズロックする特性を持っています。こう聞くと自分も苦しくなるじゃんと思ってしまいますが、このラフレシアは特性がベンチでも働くため、バトル場を開けることができる点が優れています。
バトル場が開くとなると他のポケモンが技を使ったり、バトル場で働く強力な特性と組み合わせるという選択肢が生まれます。そのため、こいつを使うときには後述のモクロー&アローラナッシーgxやエボルコントロールイオルブで密林迷彩ジュナイパーと共に立て、グッズロックしつつvやgxからの攻撃をシャットアウトする戦法がよく使われます。
来年からポケモンの道具がグッズの枠組みから独立するのでやや弱体化しますが、エクはグッズ中心のデッキが多く、まだまだ油断できない相手といえるでしょう。

ラフレシア(にがにがかふん)

続く二種類目のラフレシアです。これは種ポケモン全体の技を封じるため、主にタッグチームgxやマッドパーティーへの対策として使われます。
よくあるダメージを受けない系の特性との違いとして、そもそも技が打てなくなるのでベンチも守れるという点が挙げられます。
例えばバトル場とベンチに120ダメージずつ飛ばすアメイジングライコウの場合、単にダメージを受けないだけならバトル場はダメージ0てすがベンチへの120ダメージは入ります。しかし、このラフレシアの場合はそもそも技が打てないのでライコウは何もできなくなってしまいます。
やはりモクナシやイオルブに採用されることが多いですが環境に応じてジュナイパーと一緒に入っていたりそもそもこいつが居なかったりします。

モクロー&アローラナッシーgx(モクナシ)

こいつが殴るというよりは上技のスーパーグロウをメインで使うサポート役としての採用が多いです。
これは種ポケモンを一気に1~2進化にまで育てられるので、前述のラフレシアやジュナイパー、ボルテージビートゴリランダーと相性がいいです。 いわゆるモクナシゴリランダーやモクナシラフレシアと呼ばれるデッキタイプですが、守りのラフレシアと攻めのモクナシ、火力が足りなければゴリランダーvmaxも採用という風に上手く攻防一体のデッキとなっており、自身のgx技もトラッシュからのエネ加速を許さない嫌らしい性能であるので、モクナシの登場から3年が経つ今でも無視できないデッキタイプの一つです。モクナシのパワーというより取り巻きのカードパワーを中心に勝負するルギアvstarデッキに近いイメージです。

タマタマ

悪名高いぞうしょくを持つタマタマです。テキスト上は一回使えると書いてあるのですが、実際には何度でも使えます。

インチキ

つまり、ボール→ぞうしょく→ボール…という風に一度トラッシュに送ってしまえばその先ずっとボールをはじめとする手札トラッシュのコストを踏み倒すことができます。そのため、手札を捨ててドローするやりくりチラーミィやゾロアークgxとよく使われていました。
しかし、最近ではデッキの回転スピードを重視しているのか不採用のレシピもよく見ます。

アマージョv

まだスタン落ちしていませんが、エクストラが主戦場といえるので紹介。
エクストラにはベンチ数を8匹まで増やすスタジアムであるスカイフィールドがあるので火力が最大340まで伸びます。種切れ負けを防ぐためにベンチに一匹は後続を残すので実戦ではこれより火力が落ちますが、トラッシュから手札やベンチに戻る特性を持つぞうしょくタマタマや破れた扉ギラティナと組み合わせることで、安定して300近い打点を出すことができます。

2.炎タイプ

ボルケニオンEX

xy末期にちょっとだけ登場したデュアルタイプと呼ばれる分類のカードで、特性の効果で二つタイプを持つバシャーモと異なり、カードそのものの効果として最初から炎と水の2タイプ持っています。


ギャロップの特性「ヒートブースト」と同じような特性を持っています。しかし、ギャロップと違い種ポケモンなので並べやすく、vでもgxでもないので回収ネットで手札に戻して特性を再び使うことができます。トラッシュのエネを活用するマグマの滝壺やウルガモスvと相性がいいです。

レシラム&リザードンgx(レシリザ)

2019年の環境を支配していたといっても過言ではない優秀なカードです。
技の要求エネは重めですが、サポート「溶接工」の効果で2エネは簡単に貼れる上、手貼りも含めて3エネ貼ることができるので後一タブルブレイズgx+スチームアップでvを簡単にワンパンすることができます。

フレアストライクも反動として完全に技が使えなくなるわけではないので、フレアストライク後も生き残ったら逆鱗と合わせて2パンすることができ、単体性能が非常に優れています。マグマの滝壺を使えば一フレアストライクもできますが耐久を犠牲にするため、一長一短といった感じです。

リザードンgx

フレアドライブgx要員としてミュウツー&ミュウgxデッキに採用されていることがあります。ダブルブレイズgxは6エネで300ダメージですがこちらは4エネで300ダメージを出せるので若干お得です。

ヒードランgx

主にレシリザのサブアタッカーとして採用されます。アヤシシvと同様の特性を持っていますが、元々炎タイプはエネ加速が簡単なデッキタイプであり、自身に1エネも付いていなくてもばくねつスタンプやヒートボンバーgxに繋げることができます。
打点も非ルールを倒すには十分な数値であり、こだわりベルトを持たせれて弱点を付けば320ダメージ出るのでvや非ルールへのサイドずらしとしての採用が多いです。

マルヤクデvmax

やはり溶接工との相性がいいです。すごい傷薬で2エネトラッシュしても溶接工で2エネ付けられるのでプラマイゼロに押さえられ、トラッシュに炎エネがなくてもバトルコンプレッサーで無理やり落とすことでキョダイヒャッカのエネ加速も強く使えます。

特性がないので特性ロックの影響を浮けにくく、フルフェイスガードやブルーの探索との相性もいいのでスタンより格段に強いです。

ウルガモスv

このカードはボルケニオンやバトルコンプレッサーでエネを捨て、さかまくほのおの打点を上げていくシンプルな運用をされますが、1エネで300近い打点も狙えシンプル故に安定しているので環境上位に位置しています。エネルギーを大量に採用することで試合が長引けば長引くほど山札がエネだらけになり、エク特有の豊富な手札トラッシュ手段によってより高い打点を出すことができます。
バトルコンプレッサーはかなり高いですが、それ以外のパーツは結構安いのでエク入門にもおすすめ。

カエンジシ

ラフレシアの所でにがにがかふんは技を使わせないので「ダメージを受けない」より強いと書きました。しかし、ラフレシアにもモクナシがやられるとサイドを3枚渡してしまったり、イオルブを立てるのが面倒といったデメリットがあります。一進化であるカエンジシは事故率が低く、他のカードで妨害する片手間に立てることができるのでシェアを完全にラフレシアに取られたわけではなく、ラフレシアを入れるスペースがないloデッキからひょっこり現れて詰ませてくることがあるので注意が必要です。

3.水タイプ

カメックス

特性によりスピーディーなエネ加速ができます。モスノウのひょうせつのまいと似た効果ですが、カメックスはバトル場にも加速できるのでこちらの方が人気です。
アオギリの切り札を使っていきなりカメックスを場に出すアオギリカメックスと呼ばれるデッキが存在し、その特性を生かして様々な水ポケモンを使い分けていくことのできる柔軟なデッキとなっています。

ガマゲロEX

このポケモンの強みはなんといっても無色2エネのブルブルパンチ。
vでもgxでもないのでツインエネルギーに対応している上、エクストラにはダブルターボエネルギーの上位互換であるダブル無色エネルギーがあるのでクワガノンなどと比べるとかなり簡単に後一グッズロックができます。
クラッシュハンマーなどと組み合わせてゲロゲメインで殴っていったり、要求エネの軽さを生かして序盤の時間稼ぎをしたりと、何でも屋的な面の強いカードです。

オクタン

ビーダルのはたらくまえばと同じ効果の特性を持っています。こちらはビーダルよりhpが低い代わりにテッポウオの分岐進化としてれんげきオクタンとともに採用することができます。オクタン型連ウーにビーダルが入ってくるイメージです。また、水ポケモンなら何でも持ってこれるダイブボールに対応しているので水デッキにはビーダルよりオクタンの方が多く採用されています。

インテレオンvmax

影の薄いれんげきじゃない方のインテレオンですが、水タイプの豊富なエネ加速とエクならではの多彩な妨害でじわじわ相手を削っていくインテレオン単がちらほら見られます。打点はvmaxを2パンしつつベンチの置物を倒すには十分な値なのでベンチバリアの少ないエクではダイバレットのベンチダメージが通りやすく、望遠スコープ込みのダイバレットでサイド一気取りを狙うのが強力です。

4.終わりに

今回はここまでになります。次回は闘悪超編にしようと思うのでその時はまたよろしくお願いします。

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