初めてのパパへ

奥さんの妊娠中の話をだらだらと書いていこうかなと筆を取ってみました。
パパはママと違って、体や心の変化が少ないからすれ違うことも多くあると思います。
僕目線で、どのように向き合ってきたのか不定期で更新しようかなと思います。多くのパパ・ママの参考になれば嬉しいです。

ママの情緒は不安定

パパが最初に驚くことではないかなと思います。ママのホルモンバランスの変化に伴って、人が変わってしまったかのように感じる人もいるかもしれません。ですが、戸惑わずに広い心で受け止めてあげましょう。些細なことで喧嘩にならないようパパは日頃から自分に余裕を持つように意識することがポイントです。ママも喧嘩したいわけではないのですから。

僕の奥さんの妊娠超初期はいわゆる生理前に近かったこともあり、向き合い方に困ることはありませんでした。ただ、体調不良が長く続き、食べれる食べ物が少なかったので、奥さんと相談しつつ毎日の献立を考えていました。

食事以外にも、パパはママに積極的に話を聞いた方が良いように思います。
男というの総じて鈍い生き物です。愛する女性とお腹の中の奇跡のために何ができるのか、会話を意識して密なコミュニケーションを心がけましょう。仕事が忙しいからーと言わないように日頃から余裕を持つことを念頭に!
パパまでカリカリしてしまうとママにも伝わってしまいます。

僕はいっぱいいっぱいになってきたときには、バッティングセンターに行って心身の調子を整えていました。

僕たちが産むことを決めた理由

妊娠が発覚した段階で2人とも貯蓄と呼べる貯蓄はありませんでした。
加えて、僕は休職中です。2人の行動の結果とはいえ、現実と向き合うのは非常に辛かったのを思い出します。どれだけ想いを伝えても最終的に決断できるのはママです。ある意味でパパはなにもできません。しかし、一方で、”いのち”を強く感じているのもママの方です。月並みですが、ママに寄り添って上げることが一番大事なことだと思います。一時は堕すことも視野に入れて話し合いもしました。僕も奥さんもいろんな人に相談しました。大きな決めてはエコー写真を見たことです。そこに写る”いのち”が揺れる僕たちの背中を押してくれました。そして最終的にこんな状況でも産むことを決断してくれた奥さんには感謝しかありません。
僕自身、理屈っぽくて合理的な人間だと思っていましたが、最後に動かされたのは理屈でもなんでもなく、シンプルで複雑な”いのち”という奇跡でした。

最後に言いたいこと

世の中には様々な理由で僕らのように堕すか産むか選択を迫られている人がいると思います。その子の”いのち”の生殺与奪の権を握っているのはあなたです。どちらの選択をしても後悔はあるかもしれません。ただ、一度消した”いのち”は戻ってきませんし、産むことを決断するということは大きな責任を伴うことになります。責任を選択した僕たちは、困難も多くあることも事実です。けれど、同時に日々の幸せを感じることも知りました。
奥さんはある人に堕ろそうと思っていることを伝えたそうです。その人からはじゃあ、殺すんだねと言われたそうです。どれだけ、綺麗事を並べようがそれは事実となります。そこから、目を背けずに向き合う覚悟があれば、堕すことも選択のひとつだと思います。ある意味、僕たちはその勇気が持てなかった。
どちらの選択にしても、自分の責任です。正しい、正しくないの話でもないので、話し合える人がいれば、よく話し合って決断した方が良いと思います。