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「マクドナルドハウス」を新潟に作ろう

皆さんはマクドナルド・ハウスを知っていますか?

2年前、娘が2歳直前に病気がわかり、地元の病院から新潟市内に転院して3ヶ月ほど高度専門治療を受けました。

おかげさまで、今は2ヶ月ごとに通院し、ほぼ普通の生活に戻りましたが、2年前の入院治療のことは今でも思い出します。

入院中は子供が小さいので柵付きのベットの中。家族は常に付添いで居なければなりません。僕は実家に身を寄せ、毎週末は新潟市に通い、多いときで2泊ほど、子供に付き添う生活でしたが、妻は僕と代わる時以外は一緒に居て、娘のベットの下の床にマットをひいて寝泊まりをする生活でした。

我々家族は幸運なことに妻の実家は下越、病院の近くには叔母も居て、休息や洗濯や食事など、色々な支援を受けながらの生活でしたが、

「衣食住、全てを病院内で賄い、済ます生活。」

それは想像以上に負担がかかる生活だったことは今でも忘れられません。

長期に渡る子供の入院、そして普段の生活とかけ離れた病院内での付添生活の中で、妻が体調を崩すこともありました。
我々の3か月という入院期間でも、それだけ負担がかかるのです。

私たちのように、住まいから遠く離れた新潟市へ専門的な治療を受けるため、通わなくてはならない家族は沢山います。

子供の病気によっては、1年以上の入院期間がかかる場合があります。
例え一時帰宅の期間があっても、治療対象の子供や付き添う家族だけでなく、病児のきょうだい含め、家族全体にかかる経済的、心理的な負担は計り知れません。


その中で学んだのが、「マクドナルド・ハウス」をはじめとする一時宿泊施設の存在でした。

このような一時宿泊施設の存在で、「心がすり減るような入院生活の毎日の中で、一瞬でも日常を取り戻せる時間を得ることがどんなにありがたいだろうか。」
と思い、新潟での設置を望むようになりました。


そしてついに、退院して2年になる今年の夏、「新大附属病院敷地内にマクドナルド・ハウスを建設する方向で決まった」という知らせを聞きました。

「患者や家族が今を忘れて、くつろげるひとときを得られることの大事さ」や
「我が子と共に必死に立ち向かう家族の大変さ」
がわかるからこそ、僕らはこの建設と、運営をいろいろな面で支援したいと思っております。

何より、建設資金と運営資金がかかります。

現在、その寄付を新潟大学が中心となって呼びかけています。


病気とは、突然起こるものです。

今もその小さな命とその家族が元気になることを願って、一生懸命戦っています。

子どもたちとその家族が不安なく病気と向き合い、治療が出来る世の中に少しでもなりますように。

皆様、ご協力をお願い致します。


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