HARRIER(ハリアー)
こんばんは、今日はハリアーを記事にします。
結論は、スタイリングが命!かっこ良さに惚れたら買いです。
現役自動車設計者の僕が、雑誌ライターとは少し異なる視点で
記事にしてみます。
概要
スタイリッシュ都市型SUVとして登場、トヨタでも昔から歴史のある
SUVです、TNGAプラットフォームはカムリの物を使用したものです。
このモデルから北米でもRAV4とも一緒に発売し、売れているモデルです。
外観
フロント周り
水平方向に伸びるデザインが特徴でランプ下の光モールがさらに
強調しています。トヨタマーク部の透明ガーニッシュは昔からハリアーの
アイコンです、こせいてきですね。
FFなのにかっこよくボンネットを長く見せる為、
フロントオーバハングがやたらと長いです、そこを隠すためにコーナ部を
切り落としています、ここ重要。ちょっとここはマイナス点だと思います。
デザイナーもわかっていて、本当はもっとタイヤを前に出したかった
はずですね。
サイド部
窓上エリアは薄く、比率はよくかっこいいです、Aピラー下の
三角窓あたりの処理は、自然でいいです。ドア断面はゆったりしています。
Dピラーにかけて跳ね上がるベルトラインとルーフラインが落ちて
このあたりがサイド部の重要ポイントです、美しいとこです。
当然クオータウインドは小さくなり、室内からの斜め後方視界は悪いです。
リヤ部
バックドアは結構寝ていてリヤランプが薄いです、LEDのおかげです。
水平ラインを強調しています。夜光っているところが重要です。
上級グレードではリヤスポ部の
ハイマウントストップランプも薄く水平に端まで光るようです。
珍しくていいのですが、運転者(購入者)は目にすることができません。
リヤのホイールアーチ部はグラマラスな感じです。
なんとなくジャガーのSUVの雰囲気です。
内装
インパネ
高級感あるインパネで、ソフトパッドを多用しています、
お金かかっています。メッキパーツで光らせて高級感を演出しています。
Aピラー根元の視界はいいです、ドアミラーをドア付けにして、三角窓を
つけたことで解決しています、しかしAピラーは太いです、北米衝突要件を
満足するためでしょうか、また運転席頭あたりまで、迫っているので
ミニバンに乗り慣れていると、圧迫感を感じるかもしれません。
エンジン
試乗車は2.5L HV パワーはそこそこ、雰囲気はトヨタHVそのものです。
トヨタ式HVに乗り慣れていれば、違和感ないです。ドラマチックな
盛り上がり感があるわけではありませんが
街中を流しているだけなら十分です、非力な2L エンジンでもよく
浮いたコストは内装にかければ満足いくものになります。
非力といっても170馬力で20年ぶりぐらいのオールニューエンジン
らしく、最新式といっても何がうれしいのか、イマイチよくわからない
実感できないことが残念です。
操縦性
ダブルレーンチェンジを高速でしても、結構思いどうりに動き
良いです、やはり北米仕様があるせいか、カムリプラットフォームの
進化か良い感じです。直進性もよく、でもちょっと重たい感じです。
まとめ
伸びやかな外観で大きな車のハリアーで、とてもかっこよく
デザイン命です、内装にはお金をかけ、最新HVも乗せています。
安い2Lエンジンでグレード上げるのが良い選択だと思います。
2LガソリンFF グレード G 341万 か Z 393万円
この外観に惚れたら買い!ですね。それじゃ