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テスラビジネス5.1

こんにちは、渡邉孝典です。
今日のテスラビジネスの結論は

テスラのボディーエンジニアは、すごい!
テスラはこの先利益を拡大できると考えられる

1.ギガキャステキング

通常のモノコックボディーのアンダーボディーは
数百の小部品をスポット溶接して、中部品にして
中部品を溶接して大きな塊のリヤアンダーボディーを作ります。
そこでテスラはアルミの超巨大キャスティングで1部品で
作ってしまうという世界で量産しているメーカはおそらくテスラだけ

良い点は、1部品だと結合剛性が高められ、高剛性ボディーになる

マニアックな話をすると、1部品と1部品を結合すると
2にならず1.5ぐらいにしかならないのです。
なぜかというと、スポットで部分的にしか結合していないから
完全に結合していると2になるというものです。
これをすべての部品に当てはめた最強がギガキャスティング
他良い点は
     精度が高く生産できる
     省スペースで生産できる
すなわち、安く高剛性ボディーが生産でき、同じ値段で売れば
利益が出やすい。

悪い点は、今まで多くの少部品は下請け企業が生産しているので
     一部の下請けメーカが不要になる
     まだまだ実積が無く、10年後のボディーがどうなっているか
     いろんな意味で不安定(錆や耐久強度やリサイクル性など)
     大きな部品同士の結合が数か所だけなので
     結合部に大きな力がかかるはず、
     そこをどのようにケアしているかです。

2.改善スピードが早い

3年ぐらい前までのテスラは今の既存のメーカーと
同じような構造をしていたのに、一気に改善してきたことです。
この先止まると考えづらく、まだまだ改善していくと
どうなるか楽しみです。

参考に下記のビデオでテスラのボディー構造について
詳しく説明しています。
最近では中国メーカのNIO、欧州メーカ、トヨタも検討しているようです。

これをどのように自分のビジネスに役立てていくか、について
検討中です、それでは