ツアラーX

この物語はフィクションです。

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風街とgoogleマップ

風街という言葉にピンとくるあなたはきっと音楽好きだろう。 風街は、はっぴぃえんどのメンバーであり作詞家、松本隆氏の造語である。僕はこの風街という概念が好きだ。 幼い頃に見ていた街の風景は時を経て姿を変えていく。 自分の記憶と目で見る風景が乖離していく。 しかし、幼い頃の街の風景は自分の記憶の中で生き続ける。 人には皆それぞれのそういった思い出の街がある。 それらをつなぎ合わせてできた仮想の幻影都市。 それが風街である。 僕は若い子が羨ましく思える時がある。 若い子はgoo

    • 黙祷に感じる違和感

      僕は東日本大震災の日に"だけ"企業や団体で黙祷をしなければいけない文化が嫌いだ。どうやら僕の会社だけではなく、調べたところ全国的にそういった文化があるようである。 震災で言えば、阪神淡路大震災、熊本地震でも多くの方が亡くなっており、震災でなくても豪雨や火山の噴火、かつて行われた戦争だって多くの日本人が無念の死を遂げた。 なのに、東日本大震災の日にだけ大々的に黙祷を行うという文化は、逆に言ってしまえばそれ以外の災害、戦争で亡くなった方の日は何もしていないということになる。