めちゃくちゃただの愚痴

先日旦那とスーパーに行った時のこと。

ある菓子パンを見て旦那が「これ子供のころにめちゃくちゃ好きだったわー!」と言った。出身地が旦那と違う地方の私にとってそのパンは初めて見るものだった。デニッシュパンの表面がクッキー生地になっており、さらにその上にチョコレートがかかったもので、その油分でビニールがぼんやり曇っていた。そのビジュアルからつい「そうなんだー。見たことないや。なんか、あんまり美味しくなさそう。」と口にしてしまった。その一言で旦那は機嫌を損ねてしまい、もう自分が好きだったものの話を私にしないとまで言われてしまった。

この話をLINEで友人にこぼすと、「だからそういうことは基本言っちゃいけないと前から…」と言われた。

ここでいう前からというのは、「好きなものを話している人に対して自分は嫌いであるということをわざわざいう必要はない」という話である。

この点において、私と友人の考え方は違う。上記は友人の主張だが、私は趣味趣向はみんな違うんだから自分は好きじゃないと言うことが悪いことだとは思わない。

例えば、友人はエヴァンゲリオンが好きだが私は好きじゃない。好きじゃないというか嫌いに近い。そういうとき私は友人のする熱のこもった話を楽しく聞けないので、私は事前にあまり好きじゃないと伝える。友人からしたらそういう行為は失礼にあたるらしい。しかし自分しか好きなものを語るのに付き合わせる方は失礼ではないのか?と思う。

また友人とはよくYouTubeの動画などをオススメしあうのだが、友人は今までほぼほぼ私がオススメしたものを見た試しがない。私たちはそもそも興味があるジャンルが違う。私は勧められたものは興味がなくても見てみて一言二言感想を伝えるようにしている。

しかし、友人はおそらく「好きなものを話している人に対して自分は嫌いであるということをわざわざいう必要はない」という考え方のもと、興味がわかないから何の感想も伝えてこない。というか絶対に見ていない。何の感想も伝えてこないということは、LINEの流れ上「これ面白かったよ」『ここが面白かった。それに似たやつでこの動画も面白かったよ』「今日暑いから冷やし中華にしようかな」みたいなことになるのだ。私はこの話題無視の流れを何度も何度も経験しその度に頭を掻きむしるほどのストレスを感じている。無視パターンじゃなく「あとで見てみるね」と言ってくれるときもある。珍しいので期待しているが感想が来た日はない。

「私はあんまり好きじゃなかった」と言うことがある私と、「見てみるね」などと言って何の感想も言わない友人と、どっちが失礼なのか?と私は思う。一度や二度なら大人の対応と思えるが、10回以上それを言われているとただの嘘つきじゃないかと思う。あんたには説教されたくないわ。

今回の旦那とのやりとりは食べ物の話だったが、この点で言えば、旦那が「好きだった!」といったそのパンを仮に私も既に食べたことがあって「えーこれ全然美味しくないじゃん」と言うのは流石に私も失礼だと分かる。仮に思っていたとしても言わない。しかし今回は油まみれのビニールに入った菓子パンで、これを見て美味しそうという感想にならないのはいたって普通なのでは?と思う。食べたことない食べ物だったとしても焼いた肉やケーキなら「そうなんだ!美味しそうだね!」と私もいうがビジュアル的に「あんまり美味しくなさそう」だったんだから仕方なくないか?

そもそも「あんまり美味しくなさそう」と言われたなら「美味しいんだよ!食感がサクサクですごく甘くて、一個買うから家で食べようよ」とでも言えばいいじゃないか。そうやって会話は続いていくものだろうと思う。

本当にただの愚痴。吐き出さないとイライラが消化できなかったからここに吐露させていただきました。大変失礼いたしました。

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