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ゲームミュージック・ロイヤルランブル #6「OCTOPATH TRAVELER 16bit Arrangements」

今日は名作オクトパストラベラーの16BITアレンジだ。オリジナル版は言うまでも無くめちゃくちゃ良いが、このアレンジは面白い! 編曲者は上倉紀行さんです。

オクトパストラベラーは自分が2018年のベストゲームに選んだ、全世界のゲーム中年に遊んでほしいRPGだ。よろしければ以下の記事をご覧ください。

このサントラ、帯が良い。イトケンこと伊藤賢治さんの「まごうことなき90年代スクウェアサウンド!」の力強いメッセージ。90年代ゲームサウンドの最前線であり現役戦士のお墨付きだ。

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オクトパストラベラーはスーパーファミコンのソフトで一万円ぐらいしていた気がしてくる(幻覚)

ゲーム本編が昔ながらのRPG感があるので、音楽も90年代テイストがバリバリ溢れる16BITアレンジをさせたらどうなってしまったのか? 大成功してしまったのだ。最初のトラックである「バトル1」からいきなりある種のロマンシングを感じさせ、一気にあなたを半ドンで家へ帰ってスーパーファミコンのスイッチを入れていた頃に引き戻す。「商人トレサのテーマ」や「なんて滑稽な!」のような主人公のテーマやおバカなイベント(昔のスクウェアRPGっておバカイベントがよくありませんでした?)の曲も実に90年代スクウェア感があり、ただの16BITアレンジでは無いのが凄い。「オクトパストラベラーのカセットって一万円ぐらいしてたよね~」と脳がタイムスリップすること請け合い。

ピックアップ:「ボスバトル2」

ボスバトル2」は原曲でも非常に人気がある曲。ハイテンションなイントロからグイグイ引っ張られるこの曲は、本作をプレイした人同士ならちょっとイントロ部分を口ずさむだけで「あ~あのアレね、アレいいよね~」と一瞬で意気投合できるはずだ。主人公のテーマからボスバトル2へ繋がる美しい流れは最高です。他のアレンジ版「OCTOPATH TRAVELER Arrangements -Break & Boost-」では同じサントラに2曲も別テイストのアレンジが収録されていたり、このサントラでも大トリに収録されている。それに相応しく、アレンジで追加されたパートはどことなくラスボス戦らしさがある。ほら、あの、背景が謎の宇宙空間で戦うような……。

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