ぷつん。

「これ書きたいな！」「あれ書きたいな！」
仕事中ほど創作欲(？)は湧き出てくる。仕事が終わる頃には何を書こうとしたか、思い出せない。モヤモヤしながら帰路につく。今日もシュークリームが美味い。シュークリームは美味い。食べているのがバレてしまうな。あーあ。

　「あれ書こうとしてたんだった！」と思い出して書こうと思うのだが、仕事中には完成していた文章達はバラバラになっている。練り直しているうちに、文章はあっちへこっちへ行ったり来たりしてまとまらない。下書き保存で終了する。短いスパンで起こるテンプレートというやつだ。そうやってぷつんと切れた文章や曲達の名前がずらりと並んでいるメモ欄を見ると、何かやるせない気持ちになる。「僕は一体何がしたいんだろうね、カワセミさん。」

カワセミさん「知らんよ。」

　ゴールできずにいると何者にもなれていない気がして嫌だ。どうにか完成させたくて躍起になっているが、もしかするとゴールするために作っているわけではないのかもしれない。オ○ニーのように結果を求めず、行為自体に重きを置いているからこそゴール出来ないのではないか。特に文章を書く時はこれに当てはまっている気がする。何かを達成したい気持ちが足りていない。足りていないよ。

　ポジティブに考えていこう。壊れた機械も原因さえ直してやれば、元気よく音を立てて動き始める。自分に置き換えると、原因を探っては試して探っては試しているところだ。いい展開になってきていると前向きな気持ちでいる。

　壊れているわけではないけれど、元気よく踊るために今日も文章を書いては曲を作る。良い空気を吸いこみながら。