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ZINEの制作日記 Vol.4 #やればやるほど気が遠くなる

これはわたしがnoteに書いていた文章をまとめて、ZINEをつくるまでの記録である。


入稿日を迎えた。正確には、入稿を予定していた日を迎えた。全然できあがっていない。進捗度でいうと、60パーセントくらいだ。

イラストレーターさんに頼んだイラストも完成間近で、誌面のデザインもおおかた定まった。発注する印刷会社もきめて、エッセイもほとんど書き直しおわっている。

だけどまだまだ、やることが山ほどある。冊子の最初と最後にのせる文章をかくこと、誌面のレイアウトを整えること、文章の誤字脱字チェック、ページ数の決定、印刷用のデータづくり。おまけに冊子の作成に適しているというInDesignは、今回はじめて触ることになる。操作方法をその都度ググる必要があるだろう。

すべての工程にかかる時間をかんがえて、気が遠くなって、目をそむけたくなる。

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ふだんの思考は、この線の上までおわっている。

だから全然幸せじゃないのだと思う。自己嫌悪になるのも、もう飽きてしまった。もうちょっと先のことを考えてみることにしよう。

冊子が完成したら、まず達成感を味わうことができるでしょう? それから、いつも読んでくれているあの人やあの人に、プレゼントをしてお礼を伝えることができる。これをきっかけに、もっと友達ができる可能性だってある。札幌で毎年やっているZINEのイベントに出せたりするかもしれない。

ぱっと思いつくだけでもこんなにある。つくりたい気持ちがちょっとだけ復活した気がする。

復活したその気持ちがあるうちに、今日もちょっとだけ作業を進めることにしよう。

ずっと続く思っているものも、いつかは必ずおわるものだ。かいてもかいても振り出しに戻ってしまう極寒地域の雪かきも、5月にはちゃんとおわりが来る。春が来る。

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