婚姻届の注意点についてまとめてみた

今日は11月22日、『いい夫婦の日』ですね!

昨日の、お話に続き、せっかくなので婚姻届について書いてみます。

実際聞かれたことがあることを踏まえ詳しめに書くので、これから婚姻届を出すカップルの参考になればと思います!

<当日に必要なもの>

①婚姻届
◎用紙は、役所の戸籍届出係に行けばもらえて、どこの役所の書式でも使えます。

最近は、ゼクシィの付録で付いてるピンクのやつとかキャラクターもの、ネットでダウンロードできるもの、オリジナルで作ってもらうもの(2人のお名前や写真入りとか!)などいろいろありますが、内容を満たしていればどんな用紙でもOK。

ただ、書き方とか注意事項を教えてもらえるので、役所でもらうのがオススメ。


◎20歳以上の証人2人の署名(名前・生年月日・住所・本籍の記載、捺印)が必ず必要。

家族以外にも、お友達でも知り合いでも、誰でもOK。
外国人でもOKで、その場合本籍欄は国籍を書いてもらいます。

わたしのときは、お義母さんとお義姉さんに書いてもらいました。
(ホントはわたしのお母さんに書いてもらいたかったけど、そのときは外国籍の人が書いても大丈夫か分からなかったから、無難に日本の方にお願いしました)

以前、電話で「家族も友達も誰もいなかったら結婚出来ないってことかよ!お前どうしてくれんだよ!」と、すごい剣幕でクレームを受けたことがありますが、申し訳ないけど戸籍法で定められているので、職員の一存ではどうにもなりません。


◎新本籍(新しく2人の戸籍を置く場所)は、どこでもOK。
"今住んでる住所"と"どちらかの実家の本籍"が圧倒的に多かったけど、全然違うとこに置いてる人もいますね。

思い出の地とか結婚式場とか、皇居やディズニーランドなんかの人も。

戸籍はいつでも移すことが出来るけど、あまり頻繁に移すのはオススメしないから、ある程度は考えた方が良いかも。
(だいぶ先にはなるけど、主に相続のときにめんどいんです)


◎一度届出を提出すると、たとえ本人であろうと返してもらうことは出来ないので、写真を撮っておきたいときは忘れずに事前にやっておいた方が良いです。

記念写真は、混んでなければ職員が撮ってくれるから声かけてみると良いかも。
(職員によると思うけど、わたしは喜んで何テイクも撮ってました笑)

役所によっては、区オリジナルの撮影スポットなんかも用意してます。(うちもあります)

ただ、混んでるときは、お断りすることもあります。
(うちの場合は、自撮り棒をお渡しして自分達で撮ってもらってます)

②それぞれの印鑑
シャチハタ以外であればなんでもOK(三文判も可)。
ないときは、母印でも可(親指でも人差し指でもどこでも)。

それぞれ署名の横と、欄外に捨て印として押してもらいます。

ちゃんと押してあれば、当日はなくてもいいかな。

③それぞれの本人確認書面
写真付きであれば1点(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)、写真なしであれば2点(保険証と年金手帳など)。

当日忘れて何も持ってなかったり、2点のうち1点しかなくても大丈夫ではあるけど、確認のため少し時間がかかります。

あと後日、本人の住所地宛に、こんな届出が出てますよ的なおハガキが届きます。
なりすましじゃないか確認の意味合いでね。


④それぞれの戸籍謄本
添付書類として、それぞれの戸籍謄本(全部事項証明)が必要。

ただし、本籍地に出す場合は不要。
例えば、届出を旦那さんの本籍地で出すなら、奥さんの戸籍のみ必要で、旦那さんの戸籍は不要。

戸籍謄本は、本籍地でしか発行できないので、本籍が遠方にある方は早めに準備した方が良いです。(郵送取り寄せだと、往復1週間~10日くらいはみといた方が安心です)


◎戸籍は、抄本(個人事項証明)じゃなく、謄本(全部事項証明)で。

謄本は全員分で、抄本は一部の人分。
抄本でも受付してくれると思うけど、役所によるかもだから謄本が無難。


◎戸籍を持参し忘れた場合、後日提出を求められます。

その日は保留ということになって、戸籍の提出があったら遡って受理という形になるから、届出日は変わらないです。
届出日を気にしてる方は安心して大丈夫。

※※※
外国籍の人については、この他に本国での書類が必要になります。

また、国によって必要書類が異なるので、個別に問い合わせする必要があります!!
(わたしもたまたま事前確認してもらったときに発覚して、冷や汗でした。。)
※※※


<持参する人>

2人で行ければベストだけど、夫婦どちらか片方で出しに行ってもOK。

その場合は、当日来てない方の住所地宛に、こんな届出が出てますよ的なおハガキが届きます。


婚姻届が不備なく全てちゃんと書けていれば、出しに行くのは代理の人でもOK。
(ただ、不備があったときに代理の人には直してもらえないから、完璧に書けてることが条件かな。)


<提出できる場所>

住所地の役所でも、本籍地の役所でも、全然関係ないとこでも、基本的にどこでもOK。
(夫婦のどちらかが持参していれば)

代理人が出すときは、住所地か本籍地じゃないとダメ。

<提出出来る日>

届出は、365日24時間いつでもできます。
開庁時間帯は戸籍届出の窓口で、お休みの日とか窓口終了後は宿直の窓口で受け付けます。

ただし、宿直の窓口の場合は、戸籍の職員がいるわけではないから、あくまでお預かりのみ。

翌開庁日に戸籍の職員が内容確認して、不備があった場合はもう一度来てもらうこともあるので注意。

軽微な間違いであればこちらで直せるんだけど、こちらで直せない部分(本人たちの意思を反映する欄)についてはもう一度来てご本人に直してもらいます。

こちらで直せない部分というのが、夫婦の氏のチェック、新本籍、2人の署名。

特に新本籍は、置けないところもあり、番か番地かで置ける置けないが変わったりすることもあるから注意。


なので、宿直で出す場合や代理人に出してもらう場合は、記入に不備がないか開庁時間帯に職員に事前確認してもらうのが超オススメです。
(2人のためにも職員のためにも!!笑)


特に連絡がなければ、不備なくそのまま受理されたということになります。

<戸籍作成のスケジュール>

戸籍は夫婦単位で編成されるので、婚姻届を出すことで、2人の戸籍が作られます。

戸籍が出来るまでの時間は、届出した場所によって決まり、いずれも当日には出来上がりません。

新本籍地に出した場合は約1週間、それ以外の場合は約2週間かかります。
(受付した自治体が1週間くらいかけて処理し、新本籍地に連絡→新本籍地で1週間くらいかけて戸籍を作るので。)

なので、新しい戸籍を急いでいるのであれば、新本籍地に出した方が早く出来上がります。


戸籍は急いでないけど変更後の住民票が早く欲しいという人は、住所地で出すのがオススメ。
区によるかもだけど、住民票であればその日に変更手続きして、当日中にもらえると思います。


ただ、どちらの場合も、前回書いたようなお日柄の良い日(11月22日とか)は、届出が殺到するので、この限りではありません。
(さらに時間かかると思っておいた方がいいです)

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以上、良く問い合わせがあることを中心に、いろいろ書いてみました。


ただ、基本的には同じだと思うけど、役所によっては微妙に運用が違うかもしれないので、必ずしもとは言えません。

電話で書き方の説明とかもしてくれるので、気になる方は実際に出す役所に聞いてみてください。


最後になりましたが、ご結婚されたみなさん、おめでとうございます!!(о´∀`о)

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