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私の目指すリーダー像

ここ最近、私のキーワードとして「居場所」があります。


直近としては、職場・自分のチームが居場所であるし、家庭も居場所です。

あるいは、かれこれ7年近く活動しているToastmastersも居場所です。

もっと振り返ると、高校の部活や大学時代のバイト、前職のプロジェクトも居場所でした。


一方で、居心地の悪い居場所もありました。

幼少期の家庭環境なんかはそうだし、やる気のない部員と一緒にいる部活もそう。

前職最初のプロジェクトもそうだし、今案件も一部はそうだったりします。


「私は居場所を求めている」

その欲求があるとすると、私が求める居場所はどんなものなのか考えてみました。

  • 参加者一人一人が、その場に所属する目的(何か少しでも成長したい、達成したい等)を持っていて、それぞれが、目標の達成に向けて、何かしら努力したり工夫したりしている(自律した人間の集まり)

  • 居場所は、その目標に向けて有効な機会を提供する。ただ、基本的には参加者が自ら求め、行動する(ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん)

  • その成果やプロセスをそれぞれが主体的に見せたり、共有したり、辛い時は支えあったりすることで、相互の成長が刺激される(気づきの連鎖)

  • それぞれが抱える不安やペースに合わせる(人間性の尊重)

  • 個人の成長が場の成長になり、場の成長が個人の成長につながる。結果、個人も組織も一緒に成長でき、より良い状態を一緒にに作っていく(成長の好循環)

まだなんか上手く言葉にできていないのですが、いわゆる「学習する組織」というか、「自律的組織」というか。


逆に、居心地の悪い居場所というのは、

  • 参加者に向上心がない、受け身、文句を言っている。皆で作るのではなく作られたものに従う((受け身)

  • 一人一人の気持ちや苦労を無視し、「やれ!やれ!」と脅す(強制、人間性の無視)

  • 個人の成長だけで、それが共有されず、組織としての成長がない(気づきの連鎖が生まれない)

  • 個人は確かに成長しているが、組織・場としての一体感がない(成長が循環しない)

とかかなぁと思います。

幼少期の家庭環境がまさにこんな感じでした。


これは、私が求めている居場所でもあるし、私が目指すリーダー像でもあるのかもしれません。

つまり、私が作りたい居場所(組織)は、一人一人が目標を持って所属し、知識や経験をシェアしあい、個人と組織としての成長を一緒に追い求めていく場。

そんな感じがしています。

だから、その人の目指したい方向を知るために1on1をしたいし、知識や経験をシェアするためにチームMTGもしたい。

ただ業務状況を報告するだけでなく、もうちょっと自律的な学習の場を設けたい。

参加者には、上から指示や改善点が降ってくるのを待つだけでなく、自分からそれを求めてほしい。

欲しいものがあるなら自分から手に入れようとしてほしいし、それを自分だけでなく周りにも広げて、チームのために活用してほしい。

そうやってそれぞれの成長がそれぞれに波及して、成長の火花が相互連鎖的に起きて、組織全体として成長することを目指したい。


別に、正解も完成もないのだと思います。

ただ、その場に参加する人全員で、「より良い状態」を一緒に作っていく。

そういう変化し続ける組織を居場所としたいし、私はそういう組織を作るリーダーでいたいのかもしれません。

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