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第8章 面接 - 終了時から退室まで

 この章では、いよいよ面接も終わりの時間で、一通りの質疑応答が終わり、事務的な連絡が面接官側から伝えられると共に、あなたからの逆質問を面接官が受け付け、回答し終了することになります。では、この最後の時間で注意すべき点などを確認していきましょう。


 面接予定時間が近づいてくると、面接の進行役(通常は面接官の一人)から必要な確認事項や通知が出されます。例えば、面接活動状況の確認として内定を既に取得しているかどうかなどが問いかけられます。もちろん、答えても答えなくてもどちらでも構いませんが、意中の会社の面接では可能な限り情報を提供し、「本当に入社したい」という意思表示をした方がいいかも知れません。また、同時に、面接の結果がいつ頃連絡されるのかということが通知されると思います。もし、通知されなければ、「結果はいつごろ連絡してもらえますか? 合否に関わらず連絡いただけるのでしょうか」と聞いた方がいいでしょう。大抵の会社は合否に関わらず連絡が入ると思いますよ。

 採用側が気にするのは、内定通知を出す前に他社からの内定通知に反応して先に決定されてしまうことにあります。よって、活動状況を確認するとともに、他社からの内定状況などを聞くことになります。面接している会社が本当に第一志望で他社から内定を受けている状態なら、いついつまでに合否がわからなければ、他社の内定に対する返事の期限に間に合わない旨を通知した方がいいでしょう。採用側は優先的に結果を通知する努力をしてくれると思います。これらの採用側からあなたへの就職活動状況が確認されたら、いよいよ最後の時間に入ります。あなたからの質問の時間へと移行していきます。

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