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親友

 人は皆成長と共に友人という存在が増えていく。そして、その中でも特に信頼できる友人という存在もできていく。中には、成長と共に裏切られたりすることで傷ついてしまうこともあるだろう。それでも信頼したいと思える存在があるとするならば、それは「親友」と言えるのかもしれない。

 「親友」という言葉は昔から存在している。だがネットを辿っていくと、意外な「しんゆう」に出会えた。

新友 新しく知り合った友達  (なるほど)
親友 友達の中でもより親しくなった友達
心友 心を許し合える友達
信友 全てにおいて信頼できる友達

 同じ「しんゆう」でもこんなに使い分けているのにはびっくり。

 違う記事では「神友」「深友」「真友」というのまでもあった。ひとくくりに「親友」と思っていた我々の世代では思いもつかなかったが、漢字で書いてみるとそれほど違和感を伴わない。これは現代の若者のほうが感性がいいということなのだろうか?
 だが「新友」はなるほどと思ったのだが、「心友」と「信友」の差はいまいちピンとこないのは私だけだろうか? 私としては、それを含めて「親友」という言葉を使っていたと思っているのだが。。。このように順番をつけられると「親友」は割と軽めの関係に見えてしまう。そこに、「神友」「深友」「真友」まで入り込んで来られると訳がわからなくなりそうだ。

 日本語は漢字による表現が多彩にできる。漢字一文字が持っている意味を読みては感じ取ってしまうからだ。そういう意味では「親友」は親しい友でしかないのかもしれない。

 固定観念のように固まっている頭を柔らかくしないと楽しい文章が綴れないなと思った瞬間だった。

 みなさんには、どんな「しんゆう」がいますか?


#しんゆう #漢字 #日常

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