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これからのライブハウス

また配信ライブのお話になりますが。

先日ご縁があって、荻窪ルースターの佐藤さん、高円寺JIROKICHIの金井さんとお会いしてお話しする機会に恵まれました。

内容はと言いますと。。。

現在、ライブハウスは「配信ライブ」に重きを置かざるを得ない中、各店が独自に動いていることを情報交換・共有していこうというのが主でした。
これは切っ掛けを作ってくださったお二人のミュージシャンの方の力によるもので、そのお二人には感謝の気持ちでいっぱいです。

配信の技術的なこと、機材のことももちろんですが、我々が気になっているのは「ライブ配信における権利処理」

要は、やっていいことと悪いこと。オリジナル曲はいいとしてカバー曲の権利とか許諾などはどうしたらよいのか?ということです。

この件については各店本当に細かく調べてまして、各関係先に問い合わせをしたりして対応しているのが実情でして。

そこから各ライブハウスによって、「アーカイブを残すか残さないか」、「カバー曲をやるかやらないか」などでお客様への見え方が違ってきている訳です。

まず最初にJASRACのサイトにあるこれを見るところから始まり。
https://www.jasrac.or.jp/info/network/pickup/movie.html

細かく説明したりご理解いただくのは難しいのですが。
基本的に「外国曲のカバー演奏をアーカイブ(映像作品にあたる)に残すには、国内の著作権管理団体ではなく、最終的に海外の音楽出版社に許諾を得、指し値での使用料を払う必要がある曲もある」というのがネックになり。

これは「著作権」の問題ではなく「複製権」「シンクロナイゼーション・ライツ」に関わるわけです。

難しいですよね(笑)

「アーカイブ残すなら外国曲カバーは無し」、または「外国曲カバーをやるからアーカイブは残さず」という対応をしているライブハウスが大半で、音楽室DXもそうしております。

この件に関しては、認識や考えの違いもあるのか様々なやり方をしているライブハウスがあり、正直本当の正解についてなかなか分からずでいました。


その他にも、YouTubeやツイキャスの規定。投げ銭や電子チケットの販売に関するルールなど。

このあたりをしっかりと情報共有して、多くのライブハウスにお伝えしたいという気持ちもあり、来週さらに多くの参加者を募って勉強会のようなものを開催することになりました。

この数日新たに確認したところ、外国曲カバーの取り扱いについて前進できそうですので、今後音楽室DXの基準も変わっていくことになりそうです。
もう少し自由度が上がりそうな気もしています。

配信をご覧いただいている方々には疑問かと思いますが、我々も日々勉強しながら手探りで進んでいるつもりです。

そろそろ、長い目で見てくださいとも言えなくなってきたと思いますので急ぎ進めていきます。
またいろいろとお知らせしますので、今後ともよろしくお願いいたします。


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