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マッチングアプリ日記②

 前回、マッチングアプリを始めた、という話を書いた。意外と順調で、今のところ一番の好印象年上ボーイとは4回目のデートが決まっている。彼のことはまた追って話をしよう。

 今回は「いいねされたけどさすがに見送った」男と「やり取りしていたけれど違和感があって自ら途中でやり取りをやめた」男の話を書いていこうと思う。もしこれからアプリを始めようとしている人がこの記事を読んでいたら、参考にしてほしい。

 先ずは「いいねされたけどさすがに見送った」男の話である。ネタ枠。

 あれはアプリを始めてから2週間が経過した頃の出来事だったと記憶している。まだ「アプリを始めたばかり」の枠に入っていたのだろうか。今よりも頻回に「いいね」が届いていたので、返したりスキップしたりをしていた。
 私は自分と同い年か3歳くらいまでの年上、なおかつ下に弟や妹がいそうな人を中心にいいねを返していた。上に兄・姉がいると面倒な性格になるというのは、自分の弟や妹、そして例の半年くらい前までは好きだったのに今は姿を見るだけで動悸がするレベルで嫌いな「実はヤバ男」を見て学習してきた、つもりだ。これが功を奏しているのかはわからないし「実はヤバ男」の話は次回にでもしよう。
 ともかく、その日届いた「いいね」もそんな基準で振り分けしていたのだが、ある男からのいいねを前に、一瞬思考が停止した。

 「69歳・医療職」
 ……?はて。何度見返しても年齢は69歳だし、職業欄には医療職とある。
 ひとまず職業は置いておいて、問題は年齢である。身分証の提示が求められるアプリ内で詐称はし難い。が故に誤魔化しているという可能性は極めて低いだろう。いくら私が年上中心に探しているからって40歳以上も年上の人は求めていない。これでは彼氏云々どころかパパ活もといジジ活になってしまう。別にアプリをやることは否定しないが申し訳ないがスキップした。ついでにアプリの進捗報告も兼ねてアプリを勧めてくれた先輩に笑い話としてLINEした。自他共に認める飽き性の私がアプリを続けている件について驚かれつつ「69歳医療職はもう引退していてほしい。」という至極真っ当な意見が送られてきた。自動車免許の返納と仕事の引退は遅くなり過ぎないようにするのが大事である。

 アプリは前述した面白い(としてカテゴライズしていいのかは正直わからないが。)男ばかりではない。人間相手なので違和感を感じたり腹が立ったりすることもある。私のモットーは「基本無理しない」なので、ちょっとでも違和感を感じたらやりとりをやめようという心づもりでやっていた。
 
 比較的スムーズにやり取りをしていくなかで、その瞬間は突如訪れた。「こいつヤバいな」と思う瞬間が。
 その男とは相手からいいねをしてきて、今後の参考になればいいかと普段なら避ける相手だけど試しにいいねを返してやり取りをしていた。
 
 メッセージを交換し始めて3日後くらいだったろうか。突然連絡が途絶えた。アプリあるある「突然メッセージ途絶えがち」。
 で、時は進んで5日後。これまた突然に「会おー!」とメッセージが来た。メッセージが途絶えて5日経っていきなりタメ口でこれである。会うわけがなかろう。当然そのあとメッセージを返すことはなかった。今回この記事を書くにあたってやり取りの内容を振り返っておこうと思ったら、一覧から消えていた。

 最近マッチングした男は連絡こそ途絶えていなかったが、しばらくやり取りして会いたいと言われ、こちらの都合で申し訳ないが来月にしてほしいとお願いしたところ了承を得た。その後シフトって会社によって曖昧ですよね、みたいな当たり障りのないやり取りをしていた中で私の職場は遅いからいつも月初には予定が入れられないんですよと返したらいきなりタメ口で「大変だね…」と返信が来た。たくさんやり取りを重ねているわけでも、親密になったわけでもないのに何故お前はいきなりタメ口が許されると思ったのだ。それが許されるのは小学校3年生くらいまでだ。
 勿論この男にもこの後は返信しておらず、最近トーク一覧からも消えた。
  
 これからアプリを始めようとする人たちへ。いきなりタメ口は多分嫌われるか相手に違和感を覚えられる気がするからやめた方がいい。(そういえば昔、さして親しくも無ければ一緒に遊んだ記憶もそんなにない妹の友達の親戚(2歳くらい年下)にも似た様なことで注意した記憶があるなとふと思い出した。)
 グッバイ、「いきなりタメ口」メンズ。もうやるなよ。


知識をつけたり心を豊かにするために使います。家族に美味しいもの買って帰省するためにも使います。