Neo Soul〜音楽ジャンル事典『説』〜

Neo Soul(ネオソウル)

成り立ち

【発祥:1990年代半ば, アメリカ合衆国】

Jeff Chang氏によると、「モータウンの社長を務めていたギター・マッセンバーグが、自身が発掘したバドゥやインディ・アリー、ディアンジェロといったR&Bアーティストを売り込むために考案した」(ジェフ・チャン著, 押野素子訳『ヒップホップ・ジェネレーション [新装版]』リットーミュージック, 2016, p.715)ムーブメントであるという。

リリックについて

Jeff Chang氏は、ネオソウルを「メインストリームのヒップホップに投影されている男性優位主義者の態度と理念に反対意見を述べる」(同書, p.715)立場の音楽だとしている。

サウンドについて

河地依子氏は、ネオソウルについて「ヒップホップの機材や手法は時代性として自然に取り入れつつ、70年代的な機微のあるヴォーカル・ワークやメロディー、楽器の多彩な音色を生かした音楽を求める動き」(河地依子『SOUL definitive 1956-2016』Pヴァイン, 2016, p.212)と述べている。

プレイリスト


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