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スーパーヒーロー

「choroさんは、あたしのスーパーヒーローなんです」みたいなことを、昔あの子に言われたことがあって、一介のバンドマンでもある人にとってはそんなふうに見えるんだなぁと思ったことがあったけれど、自分が10代の時に影響を受けたギタリスト、布袋寅泰さんだったり、HIDEさんだったり、TAKUYAさんだったり、和嶋慎治さんだったり、ポール・ギルバートさんだったり、自分より先にギターをはじめた兄だったり、地元のギターの上手かった友達だったり、今その人が何をしてようと、世間的な知名度がどうであろうと、僕にとってはいつまでもスーパーヒーローだ。

だから、誰かにとって、10代の時に好きになった人、はじめてライブハウスで観て好きになった人が、いつまでもスーパーヒーローであって不思議ではない。

僕は憧れの人と同じ音楽の道へ進んだけれど、今あなたのいる場所に、目指してる夢に、そんな彼らの存在が刻まれていたりするだろう。

ふとした場所で、ふとしたタイミングで、「○○さんの影響でギターをはじめた」とか、「○○さんの影響できっとこんな音楽を作っている」とか話す瞬間があって、その言葉は本人に届くことはないのだけれど、本人の耳に入ることがない場所で発せられる言葉ほど尊いものはないと思う。

Jeeptaの曲や、choroの生き様が、そんなふうに誰かの生活に組み込まれていて、自分の知らない場所で、自分の知らないタイミングで、名前が地球を飛び交っているのかもしれないと思うと、とても尊いものだなぁと思う。

4年間、直接耳にしない言葉たちが、世界のどこかだったり、心の中でささやかれていて、きっとこの先も、自分達の知らないところで自分達のことが語られているのだろう、と感じられた夜でした。

昨日は、ありがとうございました!
また、どこかで。

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