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癒し??いやいや私たちは癒しません!

ヨガインストラクターがやたらと
レッスン中に「癒し」という言葉を使ったり
生徒さんから
「癒されました、ありがとうございます」などと
感謝されたりすると
強烈な違和感を感じるのは
自分が根性のねじ曲がったインストラクターだからか???
といつも大きな疑問符が頭に浮かぶ。

だって!
ヨガレッスンやヨガインストラクターが
生徒さんを癒して差し上げるのなら
犬や猫だって立派に代行できる。

いやいや犬や猫よりも癒しを生徒さんに提供できる
ヨガインストラクターなんて果たして存在するか??
とりあえず私はとてもじゃないけど無理。

最近その強烈な違和感の理由が分かったのである。

ヨガレッスンでヨガインストラクターができることはただひとつ。
それは「自分が自分を癒す力」を発見してもらうこと。

とどのつまり人間は一人なのだ。
もちろん良き伴侶や良き仲間、友達に恵まれることもある。
それでも伴侶が突然亡くなったり
友達や仲間と離れ離れになったり
人生にはいつでも「まさか」が起きうる。
もちろんお金なんていつでも無くなっちゃう。

ましてやヨガスタジオでたまたま出会うヨガインストラクターなんて
一生アナタの側にいて癒し続けてくれる輩ではない。

突然たった一人ぼっちで放り出されても
自分の両足で立つ力を持ち
自分の呼吸に耳を澄まし
自分の身体と生命が
確かに今ここに存在すると確認する術を持つこと

それさえあればもう自分を癒すことができているのだ。
なぜなら私たちの生命は自然に癒す力を持ち備えているから。

「できない」「無理だ」「治らない」「誰かに癒してもらわなきゃ!」と
そう思っている自分の頭が癒しを妨げているだけ。

ヨガレッスンやヨガインストラクターに癒しを求めてはいけません。

アナタを癒す事ができるのはアナタ自身。
何も特別なスキルも要らない。
呼吸を聞き身体の感覚を味わう。
それだけで自分を信じることができるのです。




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