外壁職人のひび割れついてここだけの話

毎度どうも、マッキーです。
普段　外壁職人したり営業現場管理したりして奮闘しております。

皆さん壁のひび割れの修復にどうイメージでしょうか？
ひび割れはなんでも同じと思ってる方が多いですかね。

では
ひび割れからの雨水の侵入にてどのような影響が
考えられるか簡単に。

まずはコンクリートの建物

コンクリートの中には鉄筋が入ってますよね。
ひび割れから雨が侵入すると
雨の成分の影響で鉄筋が錆　それを放置していると
その錆が膨張してコンクリートを浮かします

このように壁が浮いてきます。
写真では分かりにくいですが
浮きを調べるパールハンマーというもので転がすと
音が全く異なります。

これを放置しているとどうなるかというと

よくニュースなどで聞く
壁の剥落による　落下事故です。

壁を叩いて全体が空洞があるような音がするお家なら
ラスという網にモルタルをひっかけてあります。

そのひび割れから雨が侵入しても中には一応シートが張り込んであり直接　雨漏れにすぐになる確率は無いのですが
そのモルタルを落ちないようにしているラス網が
雨で錆びてモルタルとの分離を起こし雨漏れより
壁の剥落の危険の方が高くなります。

この写真はまだ一階だったから良かったのですけど
2階ならゾッとしますよね。

実際僕も　目の前で壁が落ちてきた事あります。

そして軽いひび割れを放置していると塗装にも影響を与えます。

まずは塗装の剥落。

パッと見るとくっついてるように思うのですが
あれも簡単に

このように
これはひび割れからの雨が塗膜と壁の間に入ったのもあるのでしょうけど
もう塗装がチョーキング現象起こしており
完全に壁に雨が浸透していました。

チョーキング現象とはなに？
と思われた方は　手で軽く壁を触ってみてください

このようになると　塗装の撥水効果がなくなってきています。

これが１つの外壁修繕の目安になると思いますよ。

このように、たかがひび割れ
まだ、雨漏れてないしなどと　思っていると
初期に対応していれば必要なかった工事まで
やらなくてはいけなくなり
予想が想像以上にとなりかねません。

分かります！

だって雨漏れてないし

暮らしになんの影響もないし

そう思うのは　理解出来ます。
しかしながら多くの現場を見てきて

気づいた時には既に遅かったというのを多く見てきています。

これは
実際　雨漏れしていたが気づかず放置していて
柱の木材がなくなってしまったパターンです。

内装は暮らしに影響するのでこまめに見る人は多いと思います。
しかしながら、普段暮らしで影響する内装を守るのが
外装だと僕は思っております。

なので
たまには外壁を軽く自分で点検してみるのもいいかもしれませんね。