見出し画像

外壁補修という仕事

こんにちは、普段 外壁に携わる修繕工事職人やったり営業したりしているマッキーです。

今日は
外壁塗装に必然についてくる外壁補修について書いてみました。

まず
外壁補修とは?

①ひび割れ

やはり建物は必ず動き 様々な要因で壁材が割れてきます。
割れにくいように、スリット目地を入れたり伸縮目地にシーリングを打ったりして、ひび割れが入りにくいようにするのですがほぼ入ります。

ひび割れの中にも色々種類があり

1つは ヘアクラック

説明は貼っておきます

まぁ この程度の時は建物に大きな影響もなく
大規模改修なら 微弾性シーラを擦り込む程度の
仕様が多いイメージです。

まぁだいたいは0.2ミリ以下という仕様ですかね。

0.3ミリ〜0.5ミリだと
樹脂低圧注入が多いイメージです。
もしくわダイレクトシール工法

クラックの大きさによって樹脂の粘度を変えていきます
注意しないといけないのはひび割れが貫通していると
裏側からしっかり漏れないように目止めが必要です

樹脂低圧注入のイメージ

そしてこれ以上大きいと

Uカット工法

と他にも沢山のひび割れの補修があります。

②露筋 欠損補修

露筋とは
コンクリートに雨が染みこみ鉄筋が錆を起こし
錆が膨張することにより コンクリートを浮かします
又の名を爆裂欠損とも言います。

多くの原因は今までの現場見ていると
鉄筋への被りが少なかったり 塗膜の劣化からの雨の浸透させてしまってる建物が多いです。

欠損は鉄筋の錆に関係なく カドが落ちていたり
なんらかの影響でコンクリート モルタルのカケを直します。

材料は 特殊な軽量骨材とカーボンファイバーを配合したポリマーセメント系や樹脂モルタル系で行います

僕のお勧めは 固まると水より比重の軽い
コニシボンドさんのKモルタルがお勧めかな。

③モルタル タイル浮き補修

うーんここは 戸建てなどでは少ないのでまた今度書きたいと思います。

④タイル モルタル剥落防止工事

ここも今度で
コニシさんなら
ピンネット工法 アクアバインド工法など

といわけで色々あるのですが

戸建リフォームを見ていると
だいたい塗装屋さんが補修してるのが多いのかなと思います。

中にはしっかりと
ひび割れの補修を行い しっかり塗料を塗る前の
下地を整えていらっしゃる塗装屋さんもいてます。
逆にそこまでするのかぁと感心する人も。

でも街中で見ると。

しっかり補修してるのですが
おそらくシールを擦り込んだのかセメントをハケで塗り込んだのだと思います。

補修は正直、誰でも出来ると思います。
外壁補修屋さんと何が概念が違うかと言うと

修繕箇所に応じた工法の選定

そして塗装を塗った後になるべく補修した形跡が分からないように意識して作業する事。
ここが大きく違うと思ってます。

例えばUカットを行うと
溝を掘るので そのままだと跡が丸見えです。

この上にセメントで

一回だとやはりそこの部分が痩せて凹むので

乾いたから凹んでる溝の部分だけを

という形で
パターン復旧して分かりにくくしていきます。

この形跡が分かりにくくするまで考えて作業 工法を
考えるのが
外壁補修屋さんの仕事です。

なかなか、一般の方には馴染みのない仕事ですし
見えなくなる所なので陽の目は浴びませんが
こういう業種もあるのもわかっていると

外壁リフォームの時に参考になるかと思います。

補修跡は見えて当たり前と考えるか

なるべく分からないようにすると考えるか

これで建物の景観も変わってきますよね。

今回使用した塗料は

関西ペイントさんの

ダイナミックトップ

正直、私も使い出して1年くらいなので普通のシリコン塗料との違いはまだ私達のお客さんでは比較できてないのですが

リスペクトしてる、数人の全国にいてる塗装屋さんが
間違いない材料ということで
今回も
普通のシリコン塗料と同じ金額で
グレードアップさせて貰いました。

外壁塗装を考えられてる方は検討してもいいと思います。

私達も次から次に出てくる工法 資材を検討したり
テスト施工したら仲間と情報交換したりして
これからも精進しお客様の資産を守っていきたいと思う所存でございます。

乱文にもかからわず最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
              マッキー



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?