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単位換算「5メートル/秒=18キロメートル/時」


以前、当ブログで、見直しについてワンセンテンスを紹介しました。
「見直しは、不慣れ(低歩留まり)分野を重点的に、即答できる別解(別演算)で」

そこでは、限られた時間内により高い点数をとるという目的をふまえ、コストベネフィット分析(参照「2桁2桁の掛け算、10の位はたすき掛け」part2)的視点から、別演算による解法がすぐに見つかるものについて重点的に検算することをお勧めしました。

具体的には、お子様が小学校低学年であれば、引き算を足し算で検算したり、割り算を掛け算で検算したりすること、高学年であれば、文章題などで一度解いてでた答えを、問題文に当てはめて、矛盾なく最後まで読めること、を紹介しました。

今回、もう一つ別の有効な検算方法「次元(単位)のチェック」を紹介します。

ただ、長くなりますので、今回はいったん途中で中断させてください。

そして、そこまでに出てくる中学受験に必要な暗記事項
「5メートル/秒=18キロメートル/時」
を今回のワンセンテンスとします。



足し算、引き算の ”演算” は同じ ”単位” のものどうしで行うからこそ意味があります。
例えば、1キロメートル+1メートルを1+1とはしませんよね。
単位をどちらかに統一して、
1キロメートル+1メートル
=1000メートル+1メートル
=1001メートル
とするか、
1キロメートル+1メートル
=1キロメートル+0.001メートル
=1.001キロメートル
とします。

学習が進んでくると、単位が複雑になってきます。
それは、単位が基本単位(長さ、質量(≒重さ)、時間などを表す単位のこと、例えば、長さでいえばキロメートルやメートルのことをいいます。)のみならず、基本単位の組み合わせからできた単位(速さ、面積、体積、密度などを表す単位のこと、例えば、速さでいえばキロメートル/時やメートル/秒のことをいいます。)がでてくるからです。

ただ、基本単位ではなく、基本単位の組み合わせからできた単位の足し算や引き算であっても、”演算” は同じ ”単位” のものどうしで行うという原則は同じです。
例えば、18キロメートル/時+5メートル/秒を18+5とはしませんよね。
単位をどちらかに統一して、
18キロメートル/時+5メートル/秒
=18キロメートル/時+18キロメートル/時
=36キロメートル/時
とするか、
18キロメートル/時+5メートル/秒
=5メートル/秒+5メートル/秒
=10メートル/秒
とします。

参考
5メートル/秒=18キロメートル/時
は計算で導出できますが、面倒なので覚えます。
(個人的には、10メートル/秒=36キロメートル/時が走る速さに近いので好きなんですが、、、ちなみに、ウサイン・ボルト選手の瞬間最高速度は約44.6キロだそうです。)


今回はこちらをワンセンテンスとさせていただきます。

「5メートル/秒=18キロメートル/時」


次回に続きます。

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