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以前関わっていた方で、足の指先に胼胝のように皮膚が硬くなって内出血の痕がある方がいました。
足先に靴や物が当たると痛みが生じて歩くのが難しい状態でした。
長年透析をしていると、血管が硬くなって動脈硬化が進んでいきます。
足の色も薄紫色で足が冷たいこともあり、靴が足先に当たって皮膚が硬くなり、循環状態が悪くてなかなか治らない可能性が考えられました。

大きい病院の皮膚科に受診しましたが、循環状態は問題ありませんでした。
診てもらって薬をもらっただけで痛みは改善していませんでした。
診断名もついていない状態で処方された薬で治るまで処置を続けるだけでした。

この足のトラブルはいったい何なんだろう?どんな原因でどうすればよく治るのかずっと疑問でした。

10月のフスフレーガーの受講を決めて、予習のテキストで勉強していた時に『あの時の方の足のトラブルはこれだったのでは!?』と思ったため、そのトラブルについてまとめてみようと思いました。

その足のトラブルは、『神経血管性鶏眼』です。
これは、神経と血管がある魚の目です。
乳頭突起が肥大しますが、乳頭突起の深さは不均一だそうです。肥大した乳頭突起の間に不均等に胼胝が形成されます。
硬い角質芯はありません。
よくできる部位は背側の関節やつま先です。

治療方法は、以下の2つがあります。
①コーンカッターやキューティクルニッパーで胼胝を除去。
②角質芯の形態は様々で複雑で、先の細いスカイペルやローゼンフレーザーを使って除去する。

治療の際に注意することは以下の2点です。
①胼胝と皮膚の境界線は凸凹しているため、施術の時注意が必要。
②角質と胼胝を平らな面になるように除去する。

予防としては指先に当たらないように足に合った靴に変えるなど、原因を取り除く必要があります。

画像を見た時に同じような感じだったので、もしかしたら神経血管性鶏眼だったのかなーと考えました。
医者ではないので診断はできませんが、こんなトラブルの可能性だったのではと考えることはできます。

足のトラブルに困っている方の痛みを取り除いてあげられるようなケアをしてQOLの維持、向上を目指していくことが大切だと改めて思いました。
足のトラブルが起きている方の参考になれば幸いです。


なりたい未来に向かって
ワーーープ ゚+.゚ヽ(∀︎・`o )(o´・∀︎)ノ゙゚+.゚

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