雨音

詩人 日本詩人クラブ会員 第二回宮尾節子賞受賞 ネット詩誌My Dear所属

雨音

詩人 日本詩人クラブ会員 第二回宮尾節子賞受賞 ネット詩誌My Dear所属

最近の記事

朝の虹

雨の音が聞こえる 外は穏やかな顔をしているのに 降っているのね 虹は架かるというけれど なんだか 雨が連れてきて ちょっとそこに置いておく そんな気がしてなりません ずいぶんと大きなものを 連れてくるのだから 雨もずいぶん大きなもの なのでしょうね 🌈 虹は雨がくれる贈り物のような気がします。

    • 羨望の的

      ここの主はオレだ と言わんばかりに のそり のしのし と 歩いていく 立派なノラネコ こちらをちらりとみたけれど へ コモノか と思っているのがありありとわかる うっとりとその後ろ姿を眺める あなたのように 堂々と生きていきたいと

      • (深夜の詩)プリンの材料

        二段のアルミの蒸し器が 湯気を立てている 甘い匂いを立てながら お皿にひっくり返すと カラメルソースが 待っていましたとばかりに こぼれだす 卵と牛乳とお砂糖でできていたのは 懐かしい色をした記憶で いつも教えてくれる 優しい時間の作り方を 🍮 カラメルソースが好きなのか、プリンが好きなのか、よくわかりません。でもどちらもセットでなくてはなりません。そういうものとかそういうことってありますよね。 あなたにも私にも、そういうセットがあるような気がします。

        • 誰もえらくない

          種を蒔く人はもてはやされがちです その前にその土地を開墾した人もいて 種を見つけた人もいます 誰も偉いわけじゃなくて みんなせっせとやっているだけ あなたも私も

        朝の虹

          封筒

          一枚の紙の四隅を折って ぺたりと貼るだけで 封筒になる たったそれだけのことなのに 手紙を入れる 誰かを思う心を入れる たった一枚の紙なのに ずいぶんと大きなものが すっぽりと収まる たったそれだけのことだけど

          スムージーの作り方

          好きな果物と一緒に ミキサーにかける 彼が忘れていった夜のかけらも ベリーが好きです。 凍ったものをヨーグルトと一緒にミキサーにかけます。わざと少し甘みのあるヨーグルトを使います。そうすると甘味を加えなくてもスムージーの出来上がり。

          スムージーの作り方

          花を水切りするのと同じように

           花を飾るとき、水切り、という行為がある。例えば、バラは水を吸いにくく、水盤の中に水を張り、そこに茎を入れ水の中でパチンと切る。すると水を吸い上げやすくなる。どの花もそうかというと、そんなこともない。買ってきたまま花びんに挿しても全くへいちゃらな花も多い。  心の中でなんとなくその花を区別していた。茎が柔らかくて瑞々しいものは平気だろうと、長さだけぱちぱちと切って花びんへ。よくあること。  先日庭にサワサワと咲いていそうなごくごく普通の花を直売所から買ってきて、ささっとい

          花を水切りするのと同じように

          今日もページはめくられる

          朝がくる ページをめくるように ネット詩誌My Dearに所属しています。 どなたでも詩を投稿できる掲示板がそこにあります。 評ももらえます。 (希望しなかったらしないと明記してください) ちょっと宣伝してみました。

          今日もページはめくられる

          ゾロ目エッセイ

          (昨夜書きましたが、途中で仕事が入ってきて今朝になりました) 9月9日です。 ゾロ目エッセイを。 読み始めたばかりの本  昨日(体感)9月に入ったと思ったのに、今日はもう9日。  新しい本を読み始めた。新しい本にノルまで、10ページ以上かかってしまう。ノってしまえば、そこからは瞬く間に読み終わるのに、没頭できるまでに大抵はモタモタする。本に没頭した時のあのなんとも言えない快感を知っているから、そこまでグッと堪えるしかない。  それでも時折、没頭できずに終わる本がある

          ゾロ目エッセイ

          ヒトリゴト

          ぱんちゃぱんちゃ と 口に出してみる きらきら は ちょっと眩しすぎるから 光るのが怖い時もあります。 だけど 光ってみたいこともあります。 そんな時のヒトリゴト

          ヒトリゴト

          如雨露

          私という如雨露を傾けると 小さな虹がかかる かなしくても うれしくても 🌈 どんな虹でもかかっている間は 心が息をしているような気がします

          サイダー

          コップになみなみとついだサイダーは 笑いながら泣いている シュワシュワと笑いながら泣いているようです。 人に似てるね。

          サイダー

          初めましての代わりに:はじめてのnote

          雨音と申します。 詩の世界の片隅で、言葉を綴っています。 こちらでは詩の覚書、かけら、のようなものを書いていくつもりです。それが詩になるかもしれないしならないかもしれません。 自己紹介みたいなものを書きます。 好きなこと ・色が好きです。 特に和色、そして水彩。 ・花が好きです。 ありふれてますね。 ・本が好きです。 これもありふれてますね。 紙の本は厳選して減らしました。 ・お掃除が最近好きです。 最近掃除が好きです。 在宅勤務なので、家の中が綺麗になることが

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