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1.02 Weekly Report Vol.613

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1.DELTAの目線 〜歴代最強レベルに接近。ソフトバンクはなぜこれほどまでに強くなったのか~

ソフトバンクが凄まじい強さを発揮している。5月21日の楽天戦では5回までに20点を奪い、21-0で勝利。翌日も2回までに9点を先制し、最終的に12-0で勝利する圧勝ぶりを見せた。6月1日終了時点で32勝15敗で勝率は.667。リーグ首位を独走している。

だが、ソフトバンクはこれほどの勝率であっても得失点差から推測される勝率に比べれば負けているのだ。ソフトバンクはここまで1試合あたりの平均得点が4.24点に対して平均失点は2.24点で、得失点差は+98点。得失点差から推定される勝率はなんと.749だ。

ちなみに、歴史上最大の得失点差を記録したのは1950年松竹の384点。ソフトバンクが現在のペースで得失点差を拡大していけば143試合では約286点という計算になる。柳田悠岐の離脱があったため困難になるかもしれないが、ここまではリーグ優勝どころか歴代でも最高レベルに接近する戦いぶりである。

ところでソフトバンクはなぜこれほど圧倒的になったのだろうか。昨季のソフトバンクは3位。得失点差は29と得点が失点を上回りはしたが、1位のオリックス(得失点差+88)には遠く及ばなかった。昨季と今季でどのような差があるのか、現在のソフトバンクについて詳しく見ていこう。

ポジション別WARから見る戦力の変化。補強よりも大きい既存戦力の向上

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