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〝沈黙〟を恐れない。

こんばんは、yamashitaです。

突然ですが、みなさん〝沈黙〟と聞くとどんな印象を持ちますか?

他のメンバーの投稿でもお分かりの通り、ワンピースでは対話の一つとして、ミーティングを重んじます。
本当にたくさんやります、ミーティング。

そのミーティングの中でどうしても生まれてしまうのが、〝沈黙〟。
多くの方が経験あると思うこの〝沈黙〟の時間。皆さんはこの〝沈黙〟をどう捉えていますか?
一般的には、やはり〝沈黙〟とは少しネガティブな印象が強いと思いますが、ワンピースにとって〝沈黙〟は決して悪いことではないのです。


とある企業様にて。

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先日、ワンピース式経営の導入を検討されている姫路のとある企業様にて、ワンピース式のミーティングを体感してもらうために、私といわしと二人でファシリテーションをさせていただきました。

当日は、以前に私が紹介した従業員全体で会社の方向性を決めていくワンピース会と同じミーティング手法を実施いたしました。
(前回の記事はこちら↓)

「それではよろしくおねがいします。」
ミーティングが始まりました。

みなさん一度このイベントに参加した経験がある(この企業様でミーティングをするイベントは2回目。)ので、流れが分かっているところもあり、導入部分はスムーズに。

しかし、いざ議論が始まってみると、私の緊張が伝わってしまったのか、少しずつ会議は沈黙の時間が増えていました。

私自身も初めてのファシリテーションの経験であったため、どうしてもその沈黙に耐えられず、

「どうでしょうか?」
「〇〇で良いですか?」
「他の方は大丈夫ですかね?」

と、気付けば話しているのは私ばかりの状態に。

途中でその状態に気付けはしたのですが、時すでに遅し。
会として、最終的に一つの決定事項には至りましたが、全員が全員100%の納得感を持った決定事項かどうかは疑わしい状態でした。


〝沈黙〟の意味とは。

どうしても、ファシリテーターの立場だと、

「会議をうまくまわさないといけない。」
「活発な議論こそが、良い会議の必要条件だ。」

と思いこんでしまいます。

すると目の前で起こっている〝沈黙〟というものが余計に良くない時間に見えてきます。

しかし、そもそもなぜミーティングをするのかを考えると、〝沈黙〟が違って見えてきます。

ミーティングをする目的は、「活発な議論の時間を作る」ことでは無いです。
ファシリテーションをする理由もまた然り、「うまく会議を回す」ためでも無いです。

つまり、ミーティングをするのは単なる手段の一つにすぎず、それ自体にゴールを求めてはいけないのではないかと私は思います。

ある意味での雑念が取り払われると、〝沈黙〟が悪い時間ではなく、
『今、みんな必死に考えているんだな。』
という風に見えてきます。

〝沈黙〟が悪いことではないと気付き始めると、その時間を肯定的にとらえられるようになり、ミーティングの中の一つのステップに見えてきます。

もちろん、会議としてそもそも「何を話したら良いのか」が分からない場合はファシリテーターとして、〝整理する〟や〝かき回す〟が必要になってきます。

しかし、それが明確に分かっている段階なのであれば、重要になってくるのは無理に発言するのではなく、同意を求めるのでもなく、〝まず待ってみる〟ということではないでしょうか。



「今みなさんちょっと考えられてると思うので、2分待ってみましょう。私も考えます。」
ぐらいの声掛けでも良いと思います。
そうすると2分後には、化学反応が起きるかもしれません。

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とは言いながらも、私も前回初めて自分が経験したことから得た反省点なので、まだまだファシリテーションは奥が深そうです。

ともに勉強してみたいと思った方がいらっしゃったら、ぜひ下記のリンクをチェックしてみてください。

ではでは。


writer:yamashita

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