男児の女湯論争
定期的にツイッターもといXで良く見かけるこの話がまた話題になっているようだ。
発信源となったツイートはアカウント毎削除されてしまった模様なので、ざっくりまとまった以下のツイートを元に筆者の感想を述べて行こうと思う。
大前提
まず筆者が認識している前提は以下のとおりである。
・7歳未満の男児が女湯に入る事は法律で認められている。
・該当の男児は7歳未満である(4歳と言う情報も見かけた)
・該当の入浴施設は男児の入浴を認めている
※このいずれか一つでも前提が崩れる場合は筆者の結論が変わるため留意願いたい。
つまりこの議題に対して論ずる上での大前提としては
「国は入って良いと言ってる」
「入浴施設側も入って良いと言ってる」
という事であり、この点が何よりも大事な部分である。
この大前提の部分を常に意識しながら一つ一つ見ていこう。
(わかりやすさのため、前者をA、後者をBとする)
1、 A:「男児を女風呂に入れないで」
スタートのこれである。こういう趣旨のツイートは(実際は一部だろうが)良くみかける。常に大前提を意識する事が大事なので、これを置き換えるとこうなる。
「国は良いと言ってるし、施設も良いと言ってるけど、男児を女風呂に入れないで!」
いかがだろうか。普通の人間だったら「何を言ってるんだお前は?」となるのでは無いだろうか?
もっとわかりやすい言い方に置き換えるとこうなる。
「『当施設では男児が女風呂に入る事を許可しております。この点についてご同意出来る方のみご利用下さい』って言われて同意した上で利用してるけどやっぱり男児を女風呂に入れないで!」
と言ってるようなものである。その施設やサービスを利用するという事はその施設やサービスの提供者のルールに従う事が求められる。これは社会常識と言って良いだろう。
施設側が良いと言ってる以上は良いのである。それが嫌ならその施設を利用しなければ良いだけの話である。(実際、子供利用不可という入浴施設を筆者も利用していた)
つまりスタートからして滅茶苦茶な事を言っているのである。
スタートがおかしければその後の展開はおかしな事になるしか無いのだが、一応見ていく。
2、B:「一人で男風呂に入れろって言うんですか?」
「母親+男児」の組み合わせで来ている場合は当然そうなるだろう。したがって、相手が「母親+男児」の組わせだった場合の回答としては「そう言ってんだよ!」か「そもそも来るなっつってんだよ!」の2つ以外の回答はあり得ない。
幼児を一人にするなんてのはもっての他である以上、この手の主張をする女の言いたい事は要するに後者だろう。
3、A:「父親が男風呂に入れれば良いのでは?」
父親も一緒に来ている場合は、ほとんどの場合父親が男児を入れるだろう。母親と一緒に入ってるという事は「そうせざるを得ない事情がある」と考えるのが普通の感覚だと筆者は考える。
加えて言うなれば、別に父親がいようがいまいが母親が入れる事に文句を言われる筋合いは一ミリも無いだろう。施設側は良いと言っているのだから。
4、B:「ウチはシングルです」
そういうパターンは多いでしょうね。
5、A:「なら家族風呂に入れれば良いのでは?」
余計なお世話だろう。
施設側は良いと言ってるのだから家族風呂だろうが女風呂だろうが入れて良いのである。
6、B:「そんな経済的余裕はありません」
そういう人も多いだろうし、そうでない人もいるだろうが、そもそも家族風呂を強制されるいわれが無い。
7、A:「なら娯楽である温泉は諦めては?」
これこれ!これだよこれ!これを言いたかったんでしょ?
こんな事を言える人間ってどういう神経をしているんだろうか?
「国は良いと言ってるし、施設側も良いと言ってるけど、(私は嫌だから)温泉入るのやめてくんない?」と人様に言える神経!!自分が温泉を諦めるのでは無く、相手に諦めさせようとするその神経!!すごい!!!どういう育ち方をしたらここまで自分本位になれるんだろう!!!
でもこの主張をしている人はきっと「正当な要求」くらいに思ってるんでしょうね。すごい。この主張のおかしさに気付かない思考回路が全く理解出来ない。
8、B:「世の中には家に風呂がなくて公衆浴場しか入れない人も居ます」
そういう人もいるだろうし、そうでない人もいるだろうが、別に家に風呂があろうがなかろうが入って良いのである。施設側が入って良いと言っているのだから。直前の要求が完全に不当なのである。
9、A:「だとしたらその親子が今すぐ行くべきは温泉ではなく行政の支援施設です 貧困の親子に向けた支援は沢山あります」
論点逸らしもここまで来るか!という感想しか無い。温泉に入る事の是非と行政の支援施設に行く事の是非と何ら関係が無い。何なら堂々と女風呂で親子仲良く湯に浸かりリラックスした上で行きたければ行政の支援施設に行けば良いだろう。
敢えて言うなら今すぐするべきなのはAが口を閉じる事では無いだろうか。
以上が筆者が感じた事である。
最後に一点。
これには激しく同感である。
よくこんな滅茶苦茶で自分勝手な論理をA側の人達は恥ずかしげもなくしつこく展開出来るものだと思う。
結論:母親は気にせず7歳未満の男児と女風呂に入って良い
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