サポート詐欺その後

今日、父のパソコンを確認しに行ってきた。
ネットを見ていると、突然、
「このパソコンは乗っ取られています」
のような警告が出て、操作を受け付けなくなる。
実際は、ただのダミーで、ブラウザごと終了して、無視すればそれですむ話しなのだが、高齢者だとあせってしまうのだろう。
マイクロソフトサポートに電話してください、みたいなメッセージが出てきて、そこに電話してしまった。

すると、外国語なまりの男につながり、遠隔操作ソフトをインストールさせられる。
急がないと、このパソコンが乗っ取られますよ、みたいな感じで焦らせる。
「LogMeIn Rescue」　というソフトがインストールされていた。

これは普通のソフトみたいなのだが、悪用されて、電話で指示通りに動いてしまうことで、完全に遠隔操作されていた。

詐欺グループにパソコンをいじられるなんて、気持ち悪い。

幸い、セキュリティソフトのおかげか、接続がうまくいかなかったようで、犯人から、コンビニに行って、5万円のグーグルプレイカードを買うように指示された。

父がコンビニに行こうとしたところを母が発見して、詐欺グループに電話で怒ったところ、向こうから電話を切った。

警察にも連絡して、現場検証してもらった。

遠隔操作ソフトのログを見ると、長時間接続はされていなかったようだが、コンビニへの指示は、犯人が遠隔操作しながら、父のパソコンのメモ帳を開いて、そこに指示を書き込んでいた。
本当に気持ち悪い。

焦ったときこそ、いったん立ち止まって相談することの大切さは、いくら言っても言い足りない。