10000時間の法則
「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。」
イチロー選手が2004年、シーズン最多安打記録を残したときに語った言葉です。
狂気(ヘンタイ)ともいえるストイックさで、自分のルーティンワークを何よりも大切にして歴史に残る名選手となったイチロー選手の言葉には含蓄があります。
一言で言うなら「凡事徹底」。
特別なことではなく、ごく平凡なことを徹底してやり抜く。
つまり、物事を成し遂げるには、当たり前のことを当たり前にできるか、徹底してできるかにかかっているという言葉です。
「1000時間の法則」
「10000時間の法則」
というものをご存知でしょうか?
ある分野でスキルを磨き、周囲から一目置かれるようになったり「特技」といえるレベルになるまでは1000時間を要し、更にその道の一流と呼ばれるようになるためには10000時間の練習・学習が必要というものです。
英国の元新聞記者、マルコム・グラッドウェル氏の著書『天才!成功する人々の法則』によって世に広まりました。
「エリート演奏家は20歳までに合計で1万時間の練習を積み重ねた」という研究結果を元にしており、モーツァルトやビル・ゲイツなども大成するまでに1万時間の下積みがあったということです。
ざっと計算して、
1000時間の学習には、
1日3時間の場合→約1年弱
1日1時間の場合→約2年半
10000時間には、
1日3時間×約10年
かかります。
なんか納得できますよね。
スポーツや音楽に限らず、勉強やビジネスにも通じるものがあります。
先週、「大きな目標設定が重要」と書きましたが、それを成し遂げるためには、コツコツとした反復練習を怠ってはならない。
強い意志でそれを継続しなければならない。
そこには少なからず犠牲を払う覚悟が要る。
一人ひとりが、大きな気概を持って、一日一日、一歩一歩前に進んでいきましょう。
今日も確実な一歩を。
張り切っていきましょう!
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【2024年10月15日】
ワンネスグループ株式会社
代表取締役
寺田 崇