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【お願い】ライブハウスを借りてイベントを主催される方へ

※本記事は某Twitter鍵垢コミュニティに所属する人向けに書いていますが、あえてタイトルは主語を濁して汎用的な文言にしています。

最初に

先日、鍵垢で「ライブハウスでイベントを主催する人は、コロナのガイドラインを何卒遵守して欲しい」というお願いを投稿しました。

(投稿するに至った経緯もあるのですが、本記事の要点からは逸れるので割愛します)

年末が近づくにつれ、今後イベントも多くなってくると思うので、改めてどういう思いでこのお願いを発したのか、noteで補足させていただきます。

お願いを届けたい人は、以下にあてはまる人です。

ライブハウスで、音楽イベントを企画する人(主催者)

「お客さん」でも、「ライブハウス経営者」でもありません。
主催者の方です。なのでそれ以外の方はこの時点で読むのを止めていただいても何も差支えありませんが、もしお時間があれば5分程度、最後までお付き合いください。

ライブが出来るカフェはどうなんだ、という意見もあるかと思いますが、そのあたりは主催者の方で線引きをご判断いただければと思います。

お願いしたいこと

Twitterで訴えたことが全てですが、コロナ対策のガイドラインを遵守してください。それだけです。

http://j-livehouse.org/guideline/

誰が読んでも誤解のしようがないくらい簡潔、かつ明確に対策が書かれています。席の間隔確保、大声の禁止、追跡アプリの導入、など。

別に「コロナを出すな」と言いたいわけじゃないです。
万が一コロナが出た時に、
「あぁ、これだけ対策してたのに出たらしょうがないよね」
って言える状態を作っておいて欲しいんです。

ライブハウスはコロナ禍初期にクラスターが発生した場所として、世間から格好の標的にされました。次に同じような状況でクラスターが発生した場合、「ライブハウスは何も反省していないんだな」と世間から評価されることは目に見えています。

その時叩かれるのは主催者の方ではありません。
日本中のライブハウスです。

Twitterを覗けば、ライブハウス、アーティストなど全国の現場の人たちがクラスターを出すまいと、神経をすり減らしながら、自分の生活を守るため必死で戦っている人たちがたくさんいます。本当にたくさん。
彼らの頑張りを無邪気に踏みにじって欲しくない。
そのような人たちを鍵垢から出したくないです。

ここまで読んで、
「お客さんにきっちり守らせるのは限界があるよ」
という意見を持つ方もいらっしゃるかも知れません。
しかし、仕組みを作るのは簡単です。

ルールを破った時点で演目を中断。
改善が見られなければその場で中止すれば良いだけです。

いやいや、そんな真似できないよ、という方。
イベント開催を止めてください。今すぐ。
…と言いたくなるくらい、今この状況でライブハウスを借りる人は覚悟を持って臨んで欲しいと思っています。

お客さんは持っている知識やバックグラウンドも違うし、集団の中でテンションが上がれば声をあげたくなるのは当然のことです。
彼らの自発的な対応を求めるのは限界があります。
レンタルをしてもらっている立場のライブハウスも強く言えない場合があると思います。
感染対策を実行しなければいけないのは、主催者以外の誰でもありません。

最後に

歓声も無い、客席もまばらなライブハウスなんて楽しくない。
分かる。分かるよ。

ライブハウスの醍醐味である、会場の一体感を楽しみたい。
主催するからには理想の光景を見たい!!
もうね、痛いほどよく分かる。

ただ、その光景は今現場で必死で戦っている人たちが、喉から手が出るほど欲しがっている景色なんですね。

どうか、彼らの我慢・戦いを分かって欲しい。
知った上で、どういう形で開催するか決めていただきたい。

もう少し踏み込んでお願いすると、理想の光景が、いつの日か、今現場で頑張っている人たちへのご褒美になるように、今はグッとこらえてもらえると嬉しいなぁ、と思っています。

以上、一方的なお願いですが、この記事が誰かの、何かへの気づきになると幸いです。また、主催者の方に対しては、こんな状況でもエンタメを続けようという意思のもと、全国各地でイベント開催を模索してくださり、本当に尊敬と感謝しかありません。ありがとうございます。大好きです。
皆さんのイベントを通じて、少しでも多くの人が笑顔になりますように。

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