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【馬体的特徴】 モントライゼ(小倉2歳S 2着)


前回の小倉2歳S勝ち馬であるメイケイエールに引き続き、2着馬のモントライゼの馬体についても解説する。

前回も書いたが、勝負の世界であり、結果的に着順は1着2着であるが、両者の実力が現時点で抜けていることは確かであるし、

将来性が感じられ、それはしっかりとした恵まれた馬体の資質があるからだということをしっかりと捉えるべきだと考える。

モントライゼは、キャロットクラブにおいて総額3,000万円で募集された。

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(募集カタログから抜粋)

当時の私の馬体の評価は、以下であった。

「No.72 ムーングロウの18
父の産駒らしく、豊富な筋肉をまとった馬体。
バランス悪くなく、俊敏性よりもパワーが勝っているタイプです。
歩様は柔らかいです。」

(※こちら→キャロットクラブ 2019募集馬 短評 (関西入厩予定)

パッと見た時に、欠点が見当たらない無駄のない造りの馬体構造であり、1歳時点でこれだけしっかりしている骨格であれば、

調教にもすぐに対応できる身体の芯は出来上がっているはずで、この早い時期に高いパフォーマンスを披露できるのも頷ける。

先述したメイケイエールに比べて胴が長く、繋も長さがあって傾斜角度が緩めである(丁度良い角度)。

極端な距離の適性ではなく、マイルから中距離がこなせる馬体構造だ。

父の産駒の活躍馬は、スピード色強い傾向があり、本馬も走りからパワーとスピードが上手く融合していると考えられる。

筋肉量が豊富なので、年齢を重ねるごとに筋肉に硬さがでてくると距離の融通が利かなくなってくる可能性もあるが、1800mあたりまで問題なく能力を発揮できるように成長できたら、

走るレースの幅が広がるだろうし、重賞戦線にはよく顔を出す存在になるだろう。


※作者 一口馬主マスターB
Twitter  → https://twitter.com/onemouthmaster2


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