一口馬主ライフを収支プラスで楽しむ！　～誰もができることなのに、ほとんどの人が実行していない法則～　『馬見の極意　展示会編』

はじめに

私は馬が大好きで、競馬で生計をたてることができないかと考え、実行に移した人間だ。

実際にやってみると、簡単なことではなく、収入が安定したと言ってよいかわからないが、現在は十分な利益をだして生活している。

ここまでくるのにある程度の時間は要した（約５年）。

一口馬主と馬券、この二つが収入源なのだが、両方趣味程度の普通の取り組み方だと絶対に利益はマイナスだということも今ではわかる。

競馬は利益を度外視にしても十分楽しめる魅力あるもので、ある馬やあるレースを想像して日々を過ごすことが幸せに感じることがあり、それが競馬に魅了される一つの要素だと感じてもいる。

ただし、一口馬主の出資にしても馬券を買うにしてもお金は必然的にかかる。

最初は楽しめてもお金が尽きては楽しめないし、そうなると面白くないということも自分自身で経験済みだ。

同じような気持ちをもった人はいると思う。

そこで、自分の知識や経験を隠すことなく公開することに決めた。

まずは、「一口馬主」としての日々の取り組み方や馬選びの極意について今後発信していく。

決してここまで来るのは楽ではなかったし、実のところ、最初は苦労して得た独自のノウハウを世の中にやすやすと伝えることを迷った。

しかし、一口クラブ会員のうちほんのわずかしか収支が黒字でやれている人がいないということをクラブ会社の人から聞き、心動かされた。

私の友人達でも一口馬主ライフを送っている者がいて、彼らも始めて以来ずっと赤字で楽しめなくなっていた。

「赤字でも気にしない。」、「出資している馬が競走馬としてどんな結果でもよい。」という心構えでやっている人は構わないが、馬に投資するからには黒字で楽しみたいと思っている人は世の中にたくさんいることも知った。

なぜ損をするのかと言うと、それは馬を見ることができないからだ。

実際、馬を見れずに競馬に関わるのは実に無謀なことだ。

そのために多くの馬主や一口会員が、勝利からほど遠い馬に期待をかけている。

そういう方々の心情を思うと、以前の自分の苦い経験と重なって非常に切ない。

それで、人肌脱ぐと言っては口幅ったいが、私が実践している日々の取り組み方、馬の見方を披露することにした。

最初に断っておくが、私は馬専門の学者ではない。

友人に馬の獣医師がおり、彼から相馬の多くを学んで、そこから独自の方法を実践してきた。

現在、全ての所有馬を自分の目で見て評価して選んでいる。

他に馬券以外では収入源がないなかで、毎年一口クラブに出資し続けているのは、こうして自ら選んだ馬が確実に走った結果に他ならない。

なので、今後発信していく方法は、馬主や一口会員の馬選びにはもちろん、全ての競馬ファンに役に立つことを目指している。

元々、専門家ではないので、これから一口馬主ライフを送りたいと思っている方にもわかりやすく伝えられるはずだ。

そして読者の皆さんが、馬を見るコツを確実に会得してくだされば、何よりの幸せと思う。

馬を見る際に実践すべきこと　～展示会・見学ツアー編～