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1歳時点からどのような馬体に変わっていくのかを見るべき大切さ


現在の日本競馬は、一口馬主クラブの会社、つまりクラブ法人が馬主のリーディング上位を占めている。

所有頭数が多いのはもちろんのこと、これは各世代から毎年活躍馬が現れていることを証明している。

1歳時点から変わらない馬体の構造について、以前お伝えしたことがあるが、逆に当然成長の過程で変貌を遂げる部分ももちろんある。

私達は1歳時点での姿から将来の各々の馬の完成される馬体を想像しながら、それが健康で速く走ることが可能な資質を秘めているかどうかを見極めている。

つまり、出資した時点で終わりではなく、自分が良いと思った馬の成長を追い続けることが、その先の自身の知識・経験にも繋がるのである。

たとえ出資していない馬でも、気になる馬はいくらでも追い続けることは可能である。

基本的にクラブ募集馬やセリ市に上場される馬以外は、牧場時代の馬の立ち写真を私たち一般人が見ることは不可能である。
(自主的にSNSなどで牧場側が発信している時等を除いて)

だからこそ、手元にあるデータ(写真や動画)は非常に貴重であり、無駄には絶対にできないアイテムである。

現3歳世代においても活躍しているクラブ馬はたくさんいる。

先週の桜花賞にも何頭も出走していた。

その馬達の1歳時点での募集時の立ち写真と今回の桜花賞出走時の雑誌に連載されていた写真(週刊Gallopの誌上パドック)を載せよう。


① レシステンシア
(クラブ募集時)

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(桜花賞時)

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② サンクテユエール
(クラブ募集時)

画像3

(桜花賞時)

画像4


③ リアアメリア
(クラブ募集時)

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(桜花賞時)

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④ マジックキャッスル

(クラブ募集時)

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(桜花賞時)

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まだ3歳なので馬体の完成は先であるが、2年の間にどのように馬体が変わるのかを考えるにはこれら4頭は良い例だと思う。

それぞれ個性があり、4頭とも全く同じ馬体をしていない。

多くの馬を見ることが相馬眼を身に着ける一番の近道である。

是非とも今後に役立てていただきたい。


※作者 一口馬主マスターB
Twitter  → https://twitter.com/onemouthmaster2


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