【利益を出す馬券術】　常に"逆算”で投資する

馬券を買う前に、的中した場合の利益つまり配当金がいくらかを計算したうえで馬券を購入しているだろうか。

もし、実践していない方がいたら是非ともその方法を知っていただきたい。

何も難しいものではない。

その日の利益の目標値があるのであれば、それによって勝ち逃げできるからである。

私は、的中した時に必ず利益が出るような馬券の買い方をしている。

つまり、的中してマイナスのトリガミということはあり得ないし、

競馬に100%はないので、それまで不的中が発生していても、

１度的中したら、その分もまとめて利益に替えられるような買い方をしている。

おそらく、皆さんもなんとなく実践しているのではないだろうか。

以下の計算式をご覧いただきたい。

（配当の希望額）÷（倍率ー１）＝購入額

例えば、馬券を購入するレースにおいて、ある馬の単勝を買うと想定した場合、

その馬の単勝オッズが3.0倍、そして的中した場合の希望の配当金額を10,000円と考えると…

（10,000円）÷（3.0ー1）=5,000円

となり、

5,000円を購入するべきということを示している。

的中した場合、

5,000円×3.0倍=15,000円となり、

投資金の5,000円を差し引くと、純粋な利益は10,000円となる。

これは、単勝のみならず、複勝や馬連、枠連など倍率が存在する買い目すべてに使用できる方法である。

そして、それまでに不的中が続いていて、次の馬券が1回的中しただけでそれまでの損失金を回収するためには、

（配当の希望額）÷（倍率ー１）＝購入額

という先程も紹介した上の式の中の配当の希望額のところに「それまでの損失金額」をプラスして計算する。

例えば、先程の馬に投資すると仮定して、それまでに5,000円の損失金が発生していたら、

購入金額は以下になる。

（5,000円+10,000円）÷（3.0倍ー1）=7,500円

的中した場合、

払い戻し金が7,500円×3.0=22,500円となり、

それまでの損失金5,000円と投資金の7,500円を差し引いて、

希望額の1,0000円が純利益として配当されるので、

その時点でそれまでの損失が帳消しされ、合わせて黒字確定である。

皆さんも1日の最終レースで、それまでの損失金を挽回しようと考え、上述の計算方法を意識しない間に使っている可能性がある。

しかし、1レースごとに希望利益を考えて馬券を購入していると、知らぬ間に損失金が膨れ上がってるということはなくなる習慣がつけられる。

前回、買い目をなるべく少なくすることをお勧めしたのは、

買い目が多くなると、その分これらの計算が増え、単純に1点買いであれば全く問題ないところが、

計算も多くなり、ワケがわからなくなる可能性が増えてしまうこともあり得るからである。

計算式中の配当希望額とそれまでの損失金に加えて、他の買い目の購入額を全て合わせた計算をすることになるので、

頭の中がパンク状態になってしまう方もいるかもしれない。

馬券、単純にいかにスマートに勝てるかである。

敢えて、難しいことを実践しなくても十分にしっかりと利益は出せるのだ。

※作者　一口馬主マスターB
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