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【2021募集馬 短評】 サンデーサラブレッドクラブ 募集馬短評(関東入厩馬)


(※カタログの立ち写真から評価しています。)


No.101 マエストラーレの20 牡/父ロードカナロア
コンパクトでまとまりあるバランスのとれた馬体構造をしています。
品のある顔、大きな鼻の穴は好印象。
首はやや短めですが、トモの容量がしっかりしており、十分な推進力を発揮できる構造をしています。


No.102 メジャーエンブレムの20 牡/父ロードカナロア
骨量・筋肉量ともに申し分なく、馬体バランス良いです。
首と胴に長さがあり、背のトップラインがキレイな点からも体の柔軟性が感じられ、好印象です。
容量豊富なトモからも大きな推進力が期待でき、尾っぽを若干上げている緊張感も良いです。


No.103 ラルケットの20 メス/父ロードカナロア
父とは異なる馬体構造ですが、全身伸びのある身体で、馬体バランス良いです。
各パーツの造りがしっかりしており、しなやかな首、そして深い胸も好印象です。


No.104 アステリックスの20 メス/父ロードカナロア
馬体バランス悪くないですが、馬体に芯が入るのに時間がかかる印象です。
骨格と筋肉量がもっと増してくれば、能力を出し切れます。


No.105 インナーアージの20 メス/父ロードカナロア
胴詰まりの体型で、繋が立ち気味(傾斜角度が急)で、前腕が反っており、脚元の健全性に不安があります。


No.106 キングスローズの20 牡/父ハーツクライ
顔の大きさ、首の構造、前駆・後躯の造りと申し分ないです。
馬体バランス良く、全身から品が感じられ、好印象です。


No.107 スノーパインの20 牡/父ハーツクライ
馬体バランス良く、背のトップラインがキレイで身体の柔軟性が感じられます。
肩の傾斜角度も丁度良く、繋の傾斜角度と同じであるのも良いです。
飛節も大きくしっかりしており、トモの容量も十分で大きな推進力が期待できます。


No.108 コンドコマンドの20 メス/父ハーツクライ
馬体バランス良く、品のある顔は好印象です。
しなやかかつしっかりとした造りの首、肩の構造から安定した前駆をしている点も良いです。
トモの容量は現時点でも十分ですが、成長とともにさらに増せば、なお良いです。


No.109 アドマイヤセプターの20 牡/父エピファネイア
太めの首、豊富な上体の筋肉量と安定した馬体構造をしています。
表情からも重戦車のような豊かな前進気勢が感じられます。
現時点での完成度は高いです。


No.110 フロールデセレッソの20 牡/父エピファネイア
馬体バランス良く、無駄のない構造で素軽さ感じられます。
成長とともに全体的にもう少し迫力がでてくれば、なお良いです。


No.111 トップライセンスの20 牡/父キズナ
まとまりある均整の取れた馬体をしています。
各パーツは決して大きくないですが、しっかりとしており、走る父の産駒の特徴が出ています。
首にしなやかさがあるのも良いです。


No.112 リュヌドールの20 メス/父ドゥラメンテ

馬体バランス悪くないですが、身体の線が細く、成長とともにもう少し厚みが増して迫力がほしいです。


No.113 ミスティークⅡの20 牡/父ダイワメジャー
首の厚み、上体の筋肉量・骨量ともに父譲りの馬体構造です。
品のある顔も好印象です。


No.114 キャッチータイトルの20 メス/父ダイワメジャー
全身に伸びがあって、馬体バランス悪くないですが、父とは異なる構造です。
腰に力が付くのに多少時間がかかる印象です。


No.115 チェッキーノの20 牡/父モーリス
ギュッと中心に身が集まったような筋肉量豊富な馬体構造です。
骨量もしっかりしていて、各パーツの造りもしっかりしています。
半腱半膜様筋の発達も目立ち、トモの容量豊富で安定感ある後躯を兼ね備えています。
また、背のトップラインがキレイで、身体の柔軟性が感じられます。


No.116 パストフォリアの20 メス/父モーリス
馬体バランス良く、父の産駒にしてはシャープに見せます。
もう少し全体的に身体にメリハリがほしいところです。


No.117 マジックタイムの20 メス/父モーリス
コロンとした体型で、胴に伸びがなく、首が短いのが気になります。


No.118 マルシアーノの20 牡/父ハービンジャー
胴に伸びが合って、馬体バランス良いです。
しなやかかつ長さ十分の首、深い胸、キレイな背のトップラインは好印象です。


No.119 ワンブレスアウェイの20 牡/父ハービンジャー
馬体バランス良く、無駄のない馬体構造です。
ただし、全身から幼さが感じられ、能力発揮には少し時間がかかる印象です。


No.120 ジョンブドールの20 メス/父ハービンジャー
馬体バランス良く、シャープな全身のシルエットは父と異なりますが、良い意味で父よりも伸びのある馬体で、素軽そうな印象です。
強いて言うなら、もう少しトモに容量がほしいです。


No.121 タッチングスピーチの20 牡/父ルーラーシップ
首と胴に余裕のある長さがあり、いかにも父の産駒らしい身体です。
背のトップラインがキレイで身体の柔軟性が感じられ、トモの容量も十分です。


No.122 メジャーラプソディの20 牡/父ルーラーシップ
馬体バランス良いです。
コンパクトな各パーツの造りで、大きな欠点がないのが最大の長所です。
背のトップラインがキレイで身体の柔軟性が感じられる点も良いです。


No.123 アスコルティの20 メス/父キタサンブラック
脚長で胴にゆとりのある長さがあり、いかにも父に似たシルエットをしています。
背のトップラインがキレイで身体の柔軟性が感じられます。
各パーツの造りがしっかりしており、飛節も大きく、トモの容量も十分な点が好印象です。


No.124 エクセレンスⅡの20 メス/父キタサンブラック
馬体バランス良いですが、トモの容量がもう少し欲しいところです。


No.125 デグラーティアの20 牡/父ドレフォン
コンパクトでバランスの良い馬体です。
骨量豊富で、低重心の体型であり、いかにもスピードが勝ったタイプです。
肩の傾斜角度がややキツく(急)、一見前駆が窮屈そうに見えますが、トモの容量が豊富であり、カバーできそうです。


No.126 ボージェストの20 牡/父ドレフォン
馬体バランス良く、上体の安定感抜群です。
上腕筋の発達が目立ちます。
首にしなやかさがあるのも良いです。


No.127 アゼリの20 メス/父ドレフォン
馬体バランス悪くないですが、トモにもう少し容量がほしいです。


No.128 ルフォールの20 メス/父ドレフォン
馬体バランス悪くないですが、やや非力な印象で、もう少しトモに容量がほしいです。


No.129 アメリの20 メス/父サトノダイヤモンド
馬体バランス良いですが、四肢の骨が細く、やや非力な印象です。
もう少し骨量と迫力が成長とともにほしいところです。


No.130 バランセラの20 牡/父リアルスティール
馬体バランス良く、しなやかな首も好印象です。
現時点で、前駆の構造が後躯よりも勝っており、上のクラスで走るようにレベルアップするには、成長とともに後躯の発達が必須です。


No.131 ポルトフィーノの20 メス/父リアルスティール
馬体バランス良く、しなやかな首も好印象です。
ただし、トモにもう少し容量がほしいです。


No.132 ユーロシャーリーンの20 メス/父リアルスティール
馬体バランス悪くないですが、全体的にやや非力で、トモにももう少し容量がほしいです。


No.133 ダートムーアの20 メス/父キンシャサノキセキ
トモの容量が足りず、推進力が期待できません。


No.134 レネットグルーヴの20 メス/父サトノクラウン
馬体バランス悪くないですが、トモにもう少し容量がほしいです。


No.135 ポルケテスエーニョの20 牡/父イスラボニータ
馬体バランス良く、上体の安定感は父の良い資質が継承されています。
半腱半膜様筋の発達が目立ち、トモの容量も十分で良いです。
ギョロッとした目つきも印象的で、気持ちのスイッチが入ると止まらなさそうです。


No.136 募集中止


No.137 ロックディスタウンの20 牡/父ジャスタウェイ
馬体バランス良く、各パーツの造りがしっかりしています。
首からお尻の端の臀端までの馬体構造が父にそっくりです。
鋭さ溢れる目つきの中に集中力が感じられるのも印象的です。


No.138 トリプライトの20 牡/父ヘニーヒューズ
骨量・筋肉量が豊富で、首、肩回りの筋肉、トモの容量の安定感からも重戦車のような力強さが感じられる馬体構造です。
繋が短く太く、ダート短距離に適性のある典型的な構造です。


No.139 カービングパスの20 牡/父リオンディーズ
馬体バランス良く、前駆の造りが特にしっかりしています。
繋の長さがあり、傾斜角度も適度で伸縮性がありそうで、脚元に難点のあった父よりも脚元の安定感はあります。

No.140 フラーテイシャスミスの20 牡/父リアルインパクト
馬体バランス良く、コンパクトながら各パーツの造りがしっかりしており、素軽さ感じられる点は良いです。
トモの容量も十分です。


No.141 ウィキッドアイズの20 メス/父トーセンラー
馬体バランス悪くないですが、上体の筋肉にもう少しメリハリがほしいのと、トモにももう少し容量がほしいです。


No.142 フィナリザールの20 メス/父ディープブリランテ
馬体バランス悪くないですが、全体的に個人まりとした印象です。


No.143 レディイヴァンカの20 牡/父Frankel
まとまりある馬体で、豊富な筋肉量が目立つ1頭です。
脚が短く、容量豊富なトモの構造からもスピードに秀でたタイプです。
父も筋肉量が他馬と比べ物にならないくらい多い馬であり、しっかりと継承されている印象です。
深さのある胸も好印象です。


No.144 シャンパンルームの20 牡/父Justify
馬体バランス良く、骨量豊富で、「The 米国血統」と言える馬体の持ち主。
ただし、もう少し胸の深さと腹袋がほしいところです。


No.145 ホームカミングクイーンの20 メス/父Saxon Warrior
まとまりある馬体で、品のある顔は好印象です。
肩の傾斜も丁度良く、前肢の広い可動域が期待でき、繋の傾斜角度が同じな点も良いです。
首がやや短めですが、トモの容量が十分なのでカバーできます。
父は、ディープインパクト産駒ながら欧州クラシックの英2000ギニー勝ち馬であり、重厚なイメージでしたが、同じ父の関西入厩予定馬のリリーズキャンドルの20も同様に重さは感じられず、産駒は素軽い印象です。



※作者 一口馬主マスターB
Twitter  → https://twitter.com/onemouthmaster2


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