島で最も豊かな漁場が負うリスク

グアム島北部で米軍が建設中の実弾射撃訓練場が、島で最も豊かな漁場を脅かしている。

米軍は実弾射撃場の周辺に「危険区域」を設定し、射撃場の使用期間中は区域内への立ち入りを禁じるとしている。この「危険区域」は、島の北端の海岸から2.8マイル(約4.5キロ)沖までの海域を覆っている。

地元の漁民と住民団体「Prutehi Litekyan: Save Ritidian(リテクザンを守れ)」のメンバーが10月26日に船を出し、周辺の状況を視察した。

最も豊かな漁場が「危険区域」内に位置しており、区域を避けようとすれば、さらに5マイル先の別の漁場まで行かなければならないと、視察に参加した漁民は語った。(Pacific Daily News, 2023/10/28)


「Prutehi Litekyan」は以下、訴える。

The Surface Danger Zone restricts access to 2.8 miles of ocean in front of Litekyan, some of the richest fishing grounds around the island. This closure impacts the lives and livelihoods of our fishing community and also takes away access to a vital food source.
危険区域は、島周辺で最も豊かな漁場のひとつである、リテクザンから2.8マイル沖までの海域のアクセスを制限する。この閉鎖は漁民の命と暮らしに影響を及ぼし、重要な食料源のアクセスも奪うことになる。



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