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共同発起人/共同代表 山本将裕が描く「大企業で作る挑戦の文化」【ONE JAPAN事務局インタビュー】

大企業の若手・中堅社員を中心とした企業内有志団体のコミュニティ ONE JAPAN。2016年に発足し、2019年には内閣府第1回日本オープンイノベーション大賞受賞。
共同発起人/共同代表の一人である山本将裕にONE JAPANを通じて実現したい未来について聞きました。

山本さん①

【山本将裕】
2010年、新卒でNTT東日本へ入社。2014年にビジネス開発本部へ異動。2015年、NTTグループ横串活動「O-Den」発足。2016年、「ONE JAPAN」設立。2017年、NTT東日本 アクセラレータープログラム立ち上げ。
現「ONE JAPAN」共同発起人/共同代表

〇「ONE JAPAN」について


―「ONE JAPAN」設立に至るまでを教えてください。
山本: 結果をある程度残せていた営業時代から開発部門に移り、いわゆる「大企業病」になりかけました。縦割りの組織のやりづらさを感じ、横のつながりを作ろうと思って、2015年にNTTグループの有志団体「O-Den」を立ち上げました。今では600人規模の団体になっています。
 濱松さん(濱松誠/共同代表/共同発起人)がすでに設立し、講演等で話していた「One Panasonic」からも影響を受けました。「O-Den」の立ち上げの時から濱松さんには話をしにいっていたこともあり、より大きなつながりを作るべく、2016年に「ONE JAPAN」を濱松さん・大川さんと一緒に立ち上げました。

―ONE JAPANの意義について教えてください。
山本:ONE JAPANは大企業の有志団体の集まりなので、それぞれの活動が見えやすくなる場です。僕は大企業の中で挑戦の文化を作りたいと思っているので、参加した人はONE JAPANから何かを持ち帰って、自分の会社や組織で行動してほしい。そのための場であると思っています。

ー自分の組織・自分の仕事のために「ONE JAPAN」があるということでしょうか。
山本:まずは、本業で成果を出すべきです。仕事をないがしろにして外部の組織に参加するのは間違っていると思います。ただ、仕事がうまくいかないときに有志活動をきっかけとして会社に持ち帰って本業に活かすというパターンもあります。私もそうでした。そうすると仕事で地力をつけながら、アウトプットを出し続ける場も持ち続けることで、好きなことができるようになると考えます。

〇実現したい世界について


―個人的なビジョンがあれば教えてください。
山本:これからの日本は大企業が変わっていかなくてはいけない。事業ドメインとして各種の課題を解決できるのは大企業です。
NTTは時価総額1位になった日本で唯一の会社。それだけインパクトのあることができるはずです。NTTを変えていくことが大企業を変えていくことにつながり、それが日本を変えることにつながると思っています。

ーONE JAPANに入りたいと考えている人に向けてメッセージをいただけますか。

山本:現状に満足している人はそのままでいいと思います。悩んでいる人、何かに怒りを感じている人でもいい、何かしらの自分の形を持っている人が、自分の中や会社の中に閉じて考えたり、同じ担当のいつも顔合わせるメンバーと飲み会をするのではなく、今の自分のコミュニティを抜け出してほしいですね。その一つがONE JAPANであってもいい。ONE JAPANはあくまで手段として、フル活用してもらえればいいと思います。

ー大企業で今悩んでいる若手に対してアドバイスするとしたら
山本
:20代の頃は、結果を出せていた営業から開発に異動して、何がやりたいというのが見えていませんでした。毎日いろいろな業種の人と会って、結果それがベンチャーとの連携だったり、やりたい仕事だったりにつながりました。コンフォートゾーンを抜け出すことが大事だと思います。会社の人事が決めた場所から抜け出してほしいですね。自分の人生は自分で決めるのです。

ー震災を経験されたことが今につながってると伺いました。
山本:東日本大震災を石巻市で経験して、いつ死ぬかわからないという原体験ができました。自分で動いて知識と人脈をつけていくことは「自ら生きる」ということにつながると思っています。

山本:僕はチャンスが来たら全部口に入れるようにしています(笑)。食わず嫌いをせず、まずは受け入れることが大事だと思っています。パンクするまでは全部くわえたらいい。そこから自分の道が見えてくると思います。

山本さん②

〇カンファレンスについて


―9/29には「ONE JAPAN CONFERENCE 2019」が開催されます。カンファレンスはどういう場なのでしょうか。
山本:カンファレンスは巻き込みの場であり、つながりの場と考えています。ある意味ではスタートでもあり、この一年実践してきた事をアウトプットするゴールの場でもあると思っています。この場をスタート地点にして、出会ったあとにどうするかということが大事だし、実際につながった後どうやって行動できるかが重要です。
 今年は今までの大ステージだけではなく、いくつかのセッションを同時開催することにしました。これまであまりできていなかったONE JAPN内の活動を外部へアウトプットできる場でもあります。

山本さん③

〇共同代表として


―共同代表としてこれからのONE JAPANについて考えていることはありますか。
山本:濱松さんのカリスマに頼っていた部分がある。濱松さんがいなくても、自分がいなくても組織として持続可能であるようにビジョン・ミッションを明確にしていきたいです。

【3つのミッションについて】
ONE JAPANは、「社会に価値をつくる(VALUE)」・「仲間・土壌をつくる(PEOPLE)」・「社会的空気をつくる(CULTURE)」の3つの軸を基に活動しています。


―このミッションはどうやって作ったのでしょうか。
山本:より持続的にやっていくために、みんなで話し合って作りました。幹事だけでなく、ワークショップをしたり代表者会議でも話し合いを行ったりしました。変えていく必要もあるし、世界観を共有しながら組織を作っていきたいと思っています。この3つは一つ欠けててもダメで、この3つをグルグル回すことが個人の変革、大企業の変革につながると考えてます。

―「大企業の若手・中堅社員を中心とした企業内有志団体のコミュニティ」とうたっていますが、これからも同じ方針で考えているのでしょうか。
山本:これから、もっと大企業以外のコラボレーションをもっと増やしたいです。大企業×ベンチャーの取り組みも増やしていきたいし、オープンイノベーションの場でもありたいと思っています。

ー最後に、山本さんの行動力の源を教えてください。
山本:僕は「面白いから」という原動力でやっています。世の中に価値や取り組みを発信していくこと自体が楽しいです。大きな組織の大企業ができるんだったら他でもできる。みんなができたら日本は変わる。OJのメンバーでそんな世界を作っていきたいですね。


編集:竹中 花梨
インタビュー:岩田 健太
撮影:伊藤 淳

■ONE JAPAN 公式HP
http://onejapan.jp/

■ONE JAPAN 公式Facebookページ
https://www.facebook.com/one.japan.org/

#ONEJAPAN 

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ONE JAPANは、大企業の若手・中堅社員を中心とした約50の企業内有志団体が集う実践コミュニティです。
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