大企業挑戦者支援プログラム「CHANGE」決勝ピッチ 【ONE JAPAN CONFERENCE 2021公式レポート:全体セッション③】
「大企業から世の中を変革する」をテーマに、企業内で新規事業や既存事業変革に挑む“CHANGER”(変革者)を創出する、CHANGE by ONE JAPAN。
この大企業挑戦者支援プログラムでは、CHANGER(チェンジャー)のみなさんが、約80名ものメンターの支援を受けながら、3か月にわたるプログラムを受け、事業をブラッシュアップしてきた。
今回、約80の選抜チームの中から勝ち上がった5チームが登壇し、決勝ピッチを行った。
【決勝ピッチ登壇者】(敬称略)
・ 江越亮一 / 牛乳石鹸共進社株式会社
・ 坂本滉太 /象印マホービン株式会社
・ 田中勇大 / マルホ株式会社
・ 中西洋貴 / 富士通Japan株式会社
・ 坂東裕太 / 株式会社ドコモCS関西
【審査員】(敬称略)
・ 麻生要一 / 株式会社アルファドライブ 代表取締役社長 兼 CEO
・ 石井芳明 / 経済産業省 経済産業政策局 新規事業創造推進室長
・ 斎藤祐馬 / デロイトトーマツベンチャーサポート株式会社 代表取締役社長
・ 笹原優子 / 株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ 代表取締役社長
・ 中山亮太郎 / 株式会社マクアケ 代表取締役社長
・ 林千晶 / 株式会社ロフトワーク 取締役会長
・ 藤本あゆみ / Plug and Play Japan株式会社 執行役員 CMO / 一般社団法人 at Will Work 代表理事
・ 濱本隆太(モデレーター)/ パナソニック株式会社 コーポレート戦略・技術部門
田中勇大 / マルホ株式会社
在宅医療の未来を変える「皮膚科診察依頼アプリ」
【田中】みなさんは在宅医療をご存じですか。ひとりで病院に行けない高齢者や終末医療を受けている方などが利用します。利用者の平均年齢は85歳。寝たきり、あるいは身体の自由がきかないなど、入浴も頻繁にできない状況で、生じやすくなる問題があります。それが皮膚疾患です。在宅医療者の約7割が何らかの皮膚疾患にかかっているといわれています。そして中には、それが放置され、悪化して入院せざるを得ないケースすらもあります。その結果、「人生の最期を自宅で迎えたい」という願いがかなえられない現状があるのです。
私は在宅医療の現場に適切な皮膚疾患治療を届けたい。むしろ届けなければいけないという使命感があります。なぜなら、皮膚疾患に特化した製薬メーカー、マルホの営業職に就いており、在宅医療現場で皮膚疾患に悩まれている方が数多くいらっしゃることを知っているからです。
「なぜ皮膚疾患の治療が在宅でできないのか」を知りたくて、約300人の医師にヒアリングをしました。その結果、在宅医の先生は約80パーセントが内科のため、専門領域外の皮膚疾患の治療に自信が持てないことがわかりました。皮膚科医とつながる関係性もない。一方、皮膚科医の多くは在宅医療に介入したいと思っていません。多忙ですし、報酬も少ないからです。しかし、「助けてほしい」という患者さんがいれば、「治療をしたい」という使命感のある医師もいます。ただ「自分ひとりに依頼が集中すると難しい」という声が多い。
私はこの両者を結び付けて、在宅医療で皮膚疾患治療をできるようにしたいと考えました。実際やってみてわかったのは、在宅医療現場に皮膚科医が加わると、治療が劇的に進むこと。もうひとつは、私個人では限りがあり、多くの方に届かない。そこで、私の代わりにこのアプリを使って、さらに多くの人を救いたいと考えています。
このアプリではまず、在宅医が患者の情報を入力し、皮膚科医がそれを観て往診をする。皮膚科医が得る診察料の1パーセントを手数料としていただく、というモデルです。皮膚科医会公認のシステムである信頼感、そして皮膚科医が相談に乗るだけはなく直接診察をしてくれる安心感により、他社との差別化を図ることができます。
内科医からは「このデバイスがあれば医療者の負担も減り、患者のためになる」、皮膚科医からは「内科医との連携に困っている医師に役立つ」とコメントをいただくなど、医師からの期待も寄せられています。
アプリはまず京都で展開し、初動4カ月で2,500人に治療を届けられると見込んでいます。1年後は全国に展開します。利用者人数は4年後、119万人に達する見通しです。
在宅医療が必要になったときに、皮膚疾患で困らない社会を作りたい。在宅医療の未来をみなさんで変えていきましょう。
◆審査員からの講評
【笹原】どのように皮膚科医を探しますか。全国展開は具体的にどう活動しますか。
【田中】マルホは皮膚科医、皮膚科医会とつながりがあり、協力を得やすいことと、全国に約400人の皮膚科医専門営業部隊がいるので、うまく連携していきたいと考えています。
【石井】高齢化が進む、在宅の問題は社会課題で、それに対して皮膚疾患のトップ企業がチャレンジするというのは意義深い。
坂東裕太 / 株式会社ドコモCS関西
漫画家と企業をつなぐ「漫画家プラットフォーム」
【坂東】漫画家が漫画だけに専念することで漫画市場を盛り上げる。そんな世界を実現させるため、漫画家と企業をつなぐ漫画家プラットフォームを展開します。
なぜドコモで働く私が漫画をテーマに活動するのか。私は過去にインディーズ連載をしていたとき、漫画を専業にするハードルを感じました。みなさんは漫画家と聞くと、商業誌に連載を持つプロの漫画家をイメージすると思いますが、そのレベルの人は漫画家全体のうちごくわずかの方しかいません。それ以外のアマチュアの漫画家は30万人以上といわれます。その多くが兼業に時間をとられ、漫画制作にかける十分な時間がありません。
アマチュアの漫画家に活躍する場を提供し、漫画を専業にできるようにする。さまざまな分野で活躍する人を増やし、漫画市場を盛り上げることを目指したい。実際、専業にしている人は、企業からの依頼で収入を得ているケースが多いです。企業は商品の認知拡大や購買率の向上のため、漫画を活用する事例が増えています。漫画を使ったマーケティングや広告は案件数が増加しており、市場も大きく成長しているのです。
漫画家プラットフォームの利用者は、漫画と相性のいいBtoC(企業がモノやサービスを直接個人に提供する)中小企業を想定しています。なぜ中小企業なのか。漫画を活用するにあたり、中小企業が感じている3つの課題があります。費用が高いこと、ニーズに合う漫画が探せないこと、完成までの行程が長いことです。これに対し、漫画家プラットフォームを展開することで、予算に応じた漫画家を選べる価格のバリエーション、読者属性に応じた商品のターゲティング、そしてパッケージ化による納期の短縮という、3つの価値を企業の方々に提供することができます。
費用に関しては、複数の会社が間に入る中間工程で費用がかさんでいたため、漫画家プラットフォームでは漫画家と企業を直接つなぐことにより、コストを下げることができます。
企業は安価に依頼ができるので、発注も増加します。たとえば漫画家が4ページの案件を月に3回受けることができれば、十分、専業として成り立ちます。実際の企業と実在する漫画家のあいだで実施してみたところ、5件の発注を受けることができました。今後、手数料20パーセントのプラットフォーム型モデルで展開していきます。
この漫画家と企業をつなぐプラットフォーム事業は、ドコモ社内の新規事業創出プロジェクトで最終チームに選抜されました。現在は実際に受注の金額を得るかたちで、テストセールスを実施しています。今後は売上規模14.4億円をめざし、その後は海外展開でさらなる収益化をめざします。
いま韓国や中国など、海外資本の漫画縦読み対応のWEB TOONの台頭で、国内の漫画市場が押されています。日本文化としての漫画はこのままでいいのでしょうか。漫画は人びとに勇気と感動を与えます。日本の漫画家が夢をあきらめてしまう現状でいいのでしょうか。
将来的にこの事業は、世界から発注できることをめざし、日本の漫画を世界に届ける。そんなプラットフォームをめざします。みなさんと一緒に漫画の世界を変えていきましょう。
◆審査員からの講評
【林】日本は漫画を紙で横展開してきたため、スマホ時代に世界で縦展開となり、韓国と中国に負けている。どのように縦か横かをグローバルに展開しようとしているのか。
【坂東】ご指摘のとおり、世界で縦読み型モデルがスタンダードとなっています。海外では縦読み型、日本では横読み型で展開していきます。日本の横読みの漫画も、海外で展開できるよう、海外の縦読み型とマッチできるようにしていきます。
【林】漫画家は企業の物語ではなく、個人の物語を書きたいと思うのではないか。どう整合性を取っていくか。
【坂東】漫画家は創造性を発揮して活動したいと思っているでしょう。実際にヒアリングをすると、商業誌などクリエイティブ性を持った作品を手がけたい人もいれば、企業からの案件を受け、自分の創造性を体現したいという方もかなり多い印象でした。企業のニーズと漫画家の創造性、両方を満たしていくサービスにしていきたいです。
坂本滉太 /象印マホービン株式会社
「適切な水分補給」で選手のパフォーマンスを発揮する
【坂本】来年のサッカーワールドカップはカタールで開催予定。日本代表が優勝できるように強くなってほしい。本気でそう思っています。私自身も23年間のサッカー経験があります。サッカー界では近年、テクノロジーの活用が広がってきました。GPSウェアで走行距離や心拍数を計ったり、食事管理や睡眠管理にもアプリやデバイスが使われています。パフォーマンスを100パーセント発揮して勝利につなげるためですが、それにしても、何かが足りないと思いませんか。
それは水分補給です。こちらはアナログで自由飲水のまま。理由はいくつかあります。選手ごとの適切な水分補給量がわからなかったり、タイミングが限られていたり。脱水と運動能力には関係があり、水分が足りなくなると持久力や瞬発力の低下につながるといわれています。加えて筋肉系のけが、熱中症リスクの増大にもつながるとされます。私自身も水分補給がうまくいかず、熱中症で苦しんだり、大事な試合で足がつったりするなど苦しんだ経験があります。プロサッカー選手20人にヒアリングしたところ、水分補給が適切にされていない現状が明らかになりました。
練習前後の体重変化を調べると、30パーセントの選手に2パーセント以上の体重減少がみられ、Jリーグの選手やトレーナーからは「どれくらい水分をとればいいのかわからない」、「水分補給の客観的なデータが不足している」といった声が多数ありました。海外で活躍する選手も「飲みすぎると体が重くなり、飲まないと走れなくなる」と悩んでいることがわかりました。プロチームの経営陣からはパフォーマンス向上やケガのリスクの低下につながるなら、ぜひ導入したいという要望もあります。
適切な水分補給をするには、ふだんのトレーニングから選手の脱水状態を管理し、適量の水分補給をうながす必要があります。前後の体重や心拍数、走行距離といったデータをとるのはプロがすでに使っているサービスです。象印ならではのサービスは「予測」をすること。計測したデータに当日の水分補給量、気温、湿度などを加え、脱水予測アプリを作ります。アプリ上で選手の脱水状態や水分補給量を可視化します。最後に必要な量の水分を適温で補給する。これをIoT(モノのインターネット)の水筒やカバーで提供します。
重量センサー付き真空ステンレス二重構造、すなわち象印のコア技術を使ったカバーで、適温をキープしながら補給量を計測、データの蓄積を進め、必要な水分補給をすることができます。
このサービスは子ども向け、高齢者向けにも広げられると想定しています。ビジネスモデルとして、アプリは月額制、IoTデバイスは売り切り型で展開予定です。
プロのチームは客観的データに基づき、選手のコンディション管理ができるようになります。Jリーグの参入をめざすチーム、クリアソン新宿で検証を進めていく協議をしています。大学教授や他社との協業も進めます。まずは日本のプロサッカー、日本のプロスポーツから始め、世界のプロスポーツに広げていき、2026年には黒字化をめざします。プロサッカー選手をあきらめた私だからこそ、アスリートを陰から支え、選手たちが100パーセントの力を発揮できる世界を作り上げていきたいと考えています。
◆審査員からの講評
【藤本】なぜ今までこのビジネスがなかったのか。もしくは海外で同じようなビジネスを考えているところがあればどこをベンチマークしているのか。
【坂本】サッカー界では、2015年にFIFAがGPSデバイスの試合中の着用を認めたのを皮切りに急速に広がったため、やっとデータが取りやすくなってきました。まだ細かく水分補給の予測などをやっているところはおそらくありません。海外でも普及しているものはないので、これからサービスを展開して世界に広げたいと思っています。
江越亮一 / 牛乳石鹸共進社株式会社
被災で水がなくても「YUAGARI」で洗髪を可能に
【江越】みなさんは一週間髪を洗えないという状況は想像できますか。3日経つとべたべたしてかゆくなる。ここまでは想像していただけると思いますが、その後痛くなるのです。お風呂の状況についてヒアリングをしたとき、被災して断水したときの「髪の困りごと」として、衝撃を受けたコメントでした。
自然災害は毎年起こっています。被災は他人事ではありません。直後は食料、飲料水の確保が優先されますが、日常生活を取り戻すにつれ、多くの生活用水が必要になります。髪を洗うときは、洗う、すすぐ、(水の)温かさが爽快感につながります。災害時、水が足りないとき、この爽快感を少量の水で得られる方法はないかと考えました。
そこでコップ一杯の水で、爽快な湯上りを提供する「YUAGARI」という製品を開発していきます。洗浄料と温かいミスト(霧)が出るブラシで、髪をときながら、汚れを落とします。少量の水で済むため、部屋で使用することもできます。
牛乳石鹸ならではの洗いやすさ、すすぎやすさを洗浄にいかしながら、水が貴重だった時代に髪の汚れはブラシでとかして落とした先人の知恵を入れて、ソリューションとして提供したいと考えています。在宅介護で入浴ができない方、ベッドで洗髪できない方にも広げていきたい。
ビジネスモデルは防災対応と、事業性を両立していきたいと考えます。社内の新規事業として着手して、関連部署の研究所と提携しています。洗浄やすすぎは自社で開発していますが、温かい水のミストについては、技術を持つ企業と共同開発したいと考えています。2022年度に事業を立ち上げ、2026年に2億8千万円の売り上げを目指したいと思います。
目指すのは、水が限られていても清潔が提供できる世界。現状では牛乳石鹸は水がなければ清潔を提供できません。お風呂のように水を使わなくても清潔を届けられる第一歩として、「YUAGARI」を広げていきたいです。
◆審査員からの講評
【笹原】「YUAGARI」の洗いやすさ、すすぎやすさ、温かい水という3つの要素はどこから来たのか。
【江越】研究所とも連携をスタートさせて、実際に洗ってみたときの感覚として、洗浄による衛生面とともにリラックスも提供するのが重要だと考え、温かさも必要になることがわかりました。
【林】被災地での状況から洞察を得て、事業を構想するというのが今の時代を表していると思いました。被災は私たち一人ひとりが身をもって準備をしていかないといけない問題と思っているので、すごく説得力がありました。
中西洋貴 / 富士通Japan株式会社
気付きときっかけをつなぐサービス「コネクター」で心の不調をケア
【中西】みなさんに質問です。あなたの周りにメンタル不調で休職、退職した人はどれくらいいますか。私は情報通信業界にいますが、毎年1万5,000人がこうした状況を抱えています。私はこの状況を変えたい。そう考えるようになったきっかけは、まさに私のチームで起こってしまったからです。同僚たちが次々休職、退職をしていく姿を見て、「あのときもっと行動していれば」、「彼らに声をかけていれば」という後悔がずっと消えません。
この問題を解決したいと思うようになり、チームを組みました。デベロッパー、プロデューサー、デザイナー、そして精神科の医学博士で構成されます。ヒアリングを重ねるなかで、ひとつの発見がありました。メンタル不調を経験した人に共通して起こる変化です。ほかの人の不調に気づき、声をかけ、相談の場をみずから設けるようになる。
なぜなら自分自身が、相談の場の少なさを感じていたからです。私はそうした活動をサポートして、より多くの人が参加すれば、多くの人を救えると考えました。しかし、リモートワークが主流になった昨今、この活動は難しくなってしまいました。在宅勤務になり、ほかの人の不調に気が付く機会は7割減少したといわれています。
そこで、「コネクター」というサービスを立ち上げました。気付きときっかけをつなぐ。まずは不調に気付くために、毎日自分の気持ちを顔のマークで登録します。みんなの状態も見える。ここまではよくあるサービスです。私たちの「コネクター」が特徴的なのは、ほかの人が不調だと気付いたときに、気付いたことを登録すれば「ギフト」を贈ることができるということです。
みなさんも「あの人は元気がなかったな」と気付いたのに、声をかけなかった経験はあるのではないでしょうか。私たちが行動を起こす前にはハードルがあり、それを乗り越えるにはきっかけが必要です。そこで声かけのハードルを下げるための仕組みを提供します。他者の不調に気付いたときにボタンを押して「ギフト」(スタンプのようなもの)を贈ること。さらにボタンを押してメッセージを入力して相手に送る「声かけ」もできます。
効果検証を実施したところ、なんと「自分の気持ちの登録」と「他者へのギフト」というきっかけを作ったことで、半数以上の人が実際にメッセージを送る「声かけ」をしたことがわかったのです。
気付きときっかけをつなぐと、人は行動する。さらに、「ギフト」を贈った人の気持ちが大きく改善したことも確認できました。
私たちはもうひとつのトライアルを実施しました。感謝、賞賛を贈り合う競合サービスとの比較検証です。わかったことは、感謝や賞賛は特定の人に集中しています。加えてやり取りはチームの中だけにとどまっています。これに対して、私たちのサービス「コネクター」上では、気付きときっかけは多数の人へ向けられ、チームを超えて広がっていきます。なぜでしょう。考えてみれば当然ですが、感謝や賞賛は業務上のつながりから発生します。これに対して、気付きやきっかけで他者を気遣う気持ちは、業務上のつながりが薄くても発生します。ですから私はこれまでのセルフケアや、(上司から部下への)ラインケアを超える、360度ケアを生み出すことができると確信しています。
ターゲット市場はEAP(従業員支援プログラム)メンタルヘルス市場です。年間驚くべきスピードで成長しています。ビジネスモデルは、月額のサブスクモデル。既存の国内トップシェア販売チャネルを活用し、5年後に年間売上23.6億円を達成します。すでに情報通信業界の顧客から高い評価を得ています。
最後にみなさんにお願いがあります。「もしあのときもっと声をかけていれば」という後悔をしてほしくない。この話があなたの気付きときっかけになれば幸いです。あなたの行動に救われる人が必ずいます。一緒に変えていきましょう。
◆審査員からの講評
【藤本】ビジネスモデルについて、誰に提供されるサービスで、誰が購入を決定するのか。
【中西】意思決定者は会社の経営者、もしくは人事部の社員と考えています。実際に期待される効果は休職者が減ることによるコスト削減などが確認できると思います。
【中山】従業員全員にメンタルケアをすることができる、着眼点がすごくいいなと思いました。気遣いは凹んでなくてもうれしいし、落ち込んでいたら本当にうれしいと思います。UI(ユーザーインターフェース)が勝負なので、創造性を発揮して実現してほしいです。
決勝ピッチの審査発表
接戦を勝ち抜いたのは?
【石井】ファイナルのみなさんは熱量、想い、評価できないほど素晴らしかった。そのなかで、事業化に一番距離が近いということで評価された、マルホ株式会社の田中勇大さんのプラン、「皮膚科診察依頼アプリ」が受賞されました。田中さんはじめとする、大企業の起業家の活躍がこの国を元気にすると思います。がんばってください。おめでとうございます。
【田中】ありがとうございます。まさか選ばれるとは思っていなかったので、みなさんの力があってこそここまで来ることができたと思っています。本当にうれしいです。事業も確実に前に進められるようにがんばっていきたいので、引き続き応援よろしくお願いいたします。
構成:猫村 りさ
編集:中川 量智、香西 直樹
デザイン: McCANN MILLENNIALS
撮影:伊藤 淳
グラレコ:斉藤久美子(くみっきー)
■ONE JAPANからのお知らせ
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