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CBDレストラン「Today's CBD by ONE-INCH」の一時休店(再開予定)と契約書は大事ですよねというお話

こんにちは
ワンインチの柴田です。

2020年の9月からスタートしたワンインチのコンセプトレストラン

Today's CBD by ONE-INCH

ですが、12月をもって一旦休店とさせていただきます。(近日、別の場所にて再開予定です!)

その経緯についてご説明させていただきます。

はじめに、本当にたくさんのお客様にこの4か月間来店いただきましたこと、ありがとうございます。

「予約限定」、「現金禁止」という制約があり、かつコロナ禍という状況の中で飲食をはじめること、一部ご批判もいただきながらのスタートでした。

蓋を開けてみると多くのご予約をいただき、ビジネスモデルとして確立できるであろう予兆を感じさせていただきました。

実は、銀座での出店は、開店当初はポップアップ的な意味合いで考えており2020年のみの営業と考えていました。
しかし、思ったより反響が大きく2021年以降も続けて良いのではないかと感じておりました。

私の考えとしてはこのコンセプトレストランが果たしてどれほどの反響があるのか、そしてビジネスモデルとしてきちんと確立できるかを確認するための試みでもありました。

その意味では、多くの反響をいただき、美味しいと仰っていただけるお客様も多く、ビジネスモデルとして十分成り立つものだということがわかっただけでも弊社としては大きな収穫であったと思っております。

私にとって飲食は初めての試みで、不安のなかでのスタートにはなりましたが、関わっていただいた方、シェフの方のおかげでなんとか大きな問題もなく進められたと思っております。関わっていただいたスタッフの皆さんには大変感謝をしております。

なにより、このようなコロナ状況の折、不安が多い中、予約をしていただいたお客様には感謝してもしきれません。
本当にありがとうございました。

今回、銀座での出店となった理由が、非常に良い条件での店舗が銀座であったためでした。
ただ、この「良い条件」に関して2020年での休店を最終的に決めた理由の一つになります。これについては、後記させて頂きます。

銀座という場所がCBDとの親和性が良いかという部分については、正直厳しいとは思っておりました。
しかし、店舗条件と、今後ビジネスモデルとしてどのように受け取られるかの試みとして開店に至りました。
しかし、予想に反し、沢山のお客様にお越しいただけたことに正直驚きました。

結論として言えば、銀座という場所柄がCBDとの親和性があったかと言うと、そうではなかったと思います。
沢山のお客様に来ていただきましたが、CBDについては既に理解・知識のある方が多かったです。
これがもし、CBDの親和性が高いと思われる、恵比寿や代官山や六本木という場所であれば潜在層をより狙えるのではないかと感じました。
次回オープンの際には場所についてもより一層検討をしていきたいと思います。

CBDレストラン自体に反響があり、お客様に来ていただけて、ポップアップ的な試みとしては十分うまくいったと思っておいます。
ただ今回は一旦休店といたします。

一旦の休店とはなりますが、場所を変えて、より親しみやすいお店としてリニューアルオープンして参りますのでどうぞ引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

先ほど後記すると言った内容ですが、貸主との店舗の利用に関する契約の話になります。

こちら、一旦休店といっても実際のところは「退店」に近いと言っても差し支えないと感じています。

もともとこちらの店舗はプレスリリースにも書かせていただきました通り、お昼の営業をしている店舗の「夜時間の間借り」という形態をとっておりました。

間借りという権利関係の整理が難しい利用形態であったため、契約書をきちんと作成し、締結に至って営業を進めて参りました。

しかしながら、大変残念なことに、途中から契約先との間で、契約書を前提とした議論ができなくなりました。

開店からほどなくして、契約先が契約書で締結した内容に関し順守することなく、内容の変更を一方的に要求され、さらに12月には協議なく急に言い渡された一方的な形での休業要請(都の要請である22時ではなく、Today'sの時間全て休業)に応じざるを得ない状況も生まれました。
最終的に契約書を前提とした議論ができない状態に陥りました。

契約書というものは本来、言った言わないが生じないよう、互いに守るべき「基準」として存在するものだと把握しています。

世の中には絶対的に「正しい」ことがない以上、それぞれがそれぞれの合理性によって「正しさ」で動きます。
この「正しさ」どうしがぶつかったとき、議論になり平行線となります。
このような状況が生まれることは至極当然だと思いますし悪いことではありません。
だからこそ事前に取り決めをすることが重要だと考えております。

ワンインチでは起業当時から一貫して「ルール(ここでいう契約)」を結び守る、また既にある法律は守る。
これに基づいた行動を行うことが法治国家によるワンインチでのあり方だと考えております。

しかしながら一部には契約書を順守しない企業や個人の方がいらっしゃいます。

こうなった場合、相手方には契約書の順守のお願いをするのですが、相手が強硬な姿勢で契約書の順守を拒む場合には法的な手続きをするしかできません。

今回は時間と労力、また関係各位に迷惑がかかることを鑑み法的な措置をとることはしませんでした。
この時間と労力を支持して頂ける方たちに使った方が賢明だと考えたからです。

確かに開店当初は年内での営業ということ自体は決めていましたが、このようなビジネスモデルで展開していけるようであるならば21年も営業をそのまま続けていきたい意向になりつつあったので残念ではあります。

今回の出店自体は非常にチャレンジングかつ実験的試みでしたので、良い機会だと捉え、来年の再開に向けて動いて参りたいと思います。
素晴らしい仲間との出会いと、今後の再開に向け鋭意邁進してまいる次第です。

改めて、スタッフの皆様、ご来店いただいたお客様、応援して下さっている皆様に感謝を申し上げます。
今年はどうもありがとうございました。
そして今後ともどうぞ応援のほどよろしくお願い致します。

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