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2022.9.30(金)マーケット週次レポート

皆さんおはようございます🐈
CANSLIM投資家のオニールの猫と申します。
皆様週末いかがお過ごしでしょうか?😊
私は昨日人生初の岩盤浴に行き、住民票を移動することを決めたところです🤤

さて、この記事では9/30(金)及び1週間の米国市場を

1.主要指数
2.セクター(197Industry group)
3.個別銘柄

の順で、『オニールの成長株発掘法』で紹介されている、CANSLIM投資の目線で振り返りを行います。

毎週金曜日の週次マーケットレポートは、メンバーの方以外にも無料公開させていただきます。
これを機にCANSLIM投資に興味を持っていただけますと幸いです😊
YouTubeメンバーシップに登録いただいている方については、毎日無料で記事提供しておりますので併せてご検討いただけますと幸いです。

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1.主要指数

オニールのCANSLIM投資では、S&P500とNasdaqを主要指数として捉え、"M"の分析に活用します。
最近の研究ではNasdaqが、よりマーケットの方向性を正確に示す傾向にあることがわかっています。

(1)S&P500

-1.51%(出来高50MA比+67%)📉※金曜日のパフォーマンス

日足

週の取引最終日の金曜日は、日中の値幅の最安値で引けました。
1週間を通して、7月安値と6月安値(画像黒線)のレンジで推移していましたが、金曜日に明確に下線の6月安値ラインを下抜けました。
終値ベースで年初来安値を更新し、日足では下値のターゲットを視認できない状況です。
上値ターゲットは主要平均線のターゲット50SMAですが、ここに到達するまでには多くのレジスタンスラインが存在するため、回復には時間を要する可能性が高いです。
出来高は前日比増加となり、出来高50MA比が+67%と9/16(金)のメジャーSQ日以来の出来高の多い1日となりました。
売り抜け日の条件を満たす1日となりましたが、カウントについてはすでに相場の見通しが赤信号となったため考慮しません。

5分足

寄り付きから上昇しましたが、引けにかけて売られ、寄り付き高く引けにかけて安い、弱気相場の典型的に弱い動きとなりました。
引け前15分ほどで大きく売られ、年初来安値を更新しました。
来週以降は、「寄り付き安く、引けにかけて高い」上昇の試しの動きを見せるかチェックしていきます。

※上昇の試しについては、下記ツイートをご参照ください。

週間パフォーマンス
-2.91%(出来高平均比+23%)📉

週足

1週間の取引が終了しましたので、週足も確認します。
終値が週間値幅の最安値圏で引ける弱い1週間となりました。。
画像内赤線で示した年初来安値を更新し、3番底をつけにいくかどうかという展開です。
次の下値ターゲットは、コロナウイルス蔓延による暴落前高値である2/21週の3393.52となります。
2008年リーマンショックの下落の形もモデルケースとして考慮に入れながら指数をチェックしたいと思います。
週間出来高は前週比で増加しており、売り抜け週となりました。
2番底付近でも売りがまだ多く出ており、弱い傾向です。

(2)Nasdaq

-1.80%(出来高50MA比+7%)📉

日足

NasdaqもS&P500同様、日中の値幅の最安値で引けました。
週の前半は、画像黒線の7月安値を上抜ける試しの動きを見せましたが、10SMAが上値として重く、週の後半にかけて下落に転じ、金曜日の終値で6月安値とほぼ同じ水準で引けました。
先週の週次マーケットレポートでも言及した当面の下値ターゲットである6月安値水準まで調整してきましたのでここからどちらに方向感を決めるのか来週以降確認していきます。
上値ターゲットは主要平均線のターゲット50SMAですが、ここに到達するまでには直近で跳ね返された10SMAをはじめ、多くのレジスタンスラインが存在するため、回復には時間を要する可能性が高いです。
出来高は前日比増加となり、出来高50MA比が-3%となりました。
売り抜け日の条件を満たす1日となりましたが、カウントについてはすでに相場の見通しが赤信号となったため考慮しません。

5分足

寄り付きから上昇しましたが、引けにかけて売られ、寄り付き高く引けにかけて安い、弱気相場の典型的に弱い動きとなりました。
引け前15分ほどで大きく売られ、年初来安値に付近で引けました。
来週以降は、「寄り付き安く、引けにかけて高い」上昇の試しの動きを見せるかチェックしていきます。

週間パフォーマンス
-2.69%(出来高平均比-1%)📉

週足

1週間の取引が終了しましたので、週足も確認します。
終値が週間値幅の最安値圏で引ける弱い1週間となりました。
画像内赤線で示した年初来安値にタッチしました。
ここを下抜けると、次の下値ターゲットはコロナ前の高値ポイントとなります。
週間出来高は前週比で減少しており、出来高平均比-1%となりました。

相場の見通しは赤信号継続です。
赤信号(※IBDのMarket Pulseとは若干判断基準が異なります)の局面では、株式のエクスポージャーを減らし、現金比率を高める局面です。
相場に晒すリスクを最大限減らし、主要指数の上昇の試し→フォロースルーデイの出現を待ちましょう。
株式比率は0~20%、現金比率が80~100%が目安となります。
新規のエントリーをする場合、特に指数に対して相対的にパフォーマンスの良い銘柄(RS Lineなどを確認)を利確:損切りターゲットを10%:-3%といったタイトなターゲットに設定し、短期的にトレードすると良いと思います。
とはいえ、指数が50SMAを下回っている場合の個別銘柄トレードの成功率は、上回っている場合に比較すると著しく低くなるため、無理をする局面ではありません。
2022年はこれまでCANSLIMにおいての買い場は数えるほどしかありませんでしたが、個別株投資のベンチマークである、指数をアウトパフォームするという目標に対しては、上記の相場の見通しに従うことで、それを達成することができました。
投資をしない勇気も大事です。

また、赤信号局面は、青信号に回帰した際に買っていけるCANSLIM銘柄について、ウォッチリストを作成する期間にもなります。
私のポートフォリオについては、株式比率0%となっております。

2.セクター(197Industry group)

セクターの動きについては、MarketSmith独自の分類である197Industry groupを活用します。
こちらは一般的な11のセクターをビジネスの内容などで197の業種に細分化したものとなります。
こちらを確認することによって、細かいセクターローテーションの動きを全時間軸で詳細に確認することができ、MarketSmithにおいて個人的に最も有益な情報だと思っています。

(1)業種ランクパフォーマンス

昨日は、197業種のうち、31業種が上昇、残りの166業種が下落となり、ほとんどのセクターが売られる結果となりました。

デイリーパフォーマンス上位10業種

業種ランク上位の中では、先週の週次レポートにも登場したWholesale-Food(食品卸売業種16/197)が相対的な強さを見せています。
他にはTelecom-Fiber Optics、Cable/Satl Eqpなど、通信セクターにも買いが集まりました。

Telecom-Fiber Opticsと業種内先導銘柄
週足
日足

$CLFDが業種内先導銘柄として引っ張っていますが、コロナの暴落の底$8付近から、$130の高値をつける過程でクライマックストップの様相を呈しているため、今後ショート目線でウォッチリストに入れたい銘柄となります。

『オニールの空売り練習帖』より抜粋
Telecom-Cable/Satl Eqpと業種内先導業種
週足
日足

2週前(9/16)のメンバー限定マーケットレポートで紹介した$HLITが業種内先導銘柄として引っ張っています。
主要指数が弱かった先週の中、+18.07%(出来高平均比+133%)と素晴らしいパフォーマンスを見せています。
エントリーできた方、おめでとうございます。

デイリーパフォーマンス下位10業種

対して下位を確認すると、$NKEの決算発表を受けたアパレルセクターに売りが広がっています。
業種ランク上位では、Transportation-Truck(トラック輸送関連20/197)が弱い動きとなりました。

Transportation-Truckと業種内先導銘柄

CANSLIM条件に合致する銘柄はありません。


(2)業種ランクTOP20

一般的に業種ランクTOP20からその相場の先導株及び大化け株(テンバガー銘柄など)が生まれる可能性が高いことがわかっています。

業種ランクについては、IBDによる更新が日本時間で昼〜夕方とまちまちのため、1日遅れのデータを公開しています。
YouTubeメンバーシップでは毎日、その日の夕方にいち早く当日の業種ランクを先導銘柄込みで更新しておりますので、併せてご検討ください。

業種ランクTOP20

トップ10業種中6業種がエネルギーセクターとなっていますが、特にオイル・ガス関連業種は徐々に業種ランクを落とし始めました。
短期トレードでオイル・ガス関連を手がけている方もそろそろ潮時かと思います。
先週は先導業種筆頭のEnergy-Solar(太陽光発電関連業種)も大きく調整しましたが、依然業種ランク1位の状況を継続しています。

3.個別銘柄

こちらではMarketSmith Growth 250リストからのブレイクアウト銘柄を紹介します。
CANSLIM銘柄のスクリーニングリストなど、各種スクリーニングリストについてはYouTubeメンバー限定のDiscordにて公開しております。

昨日はセクター全体に売りが広がった中、ブレイクアウトした銘柄はありませんでした。
先週は、いくつかの先導株候補銘柄が50SMA(or10wSMA)に調整を見せた1週間でした。
主要指数の調整局面においては、50SMA付近で推移する銘柄をウォッチリストに溜めていくことが、プルバック銘柄や空売り銘柄をスクリーンすることに繋がり、非常に効果的です。
今日は、先週の週次マーケットレポートで紹介した先導銘柄候補10リストのレビューを行なっていきます。

先導銘柄候補10リスト

先週1週間のメンバーシップ限定の日次マーケットレポートで、$EXLS,$RSGの2銘柄が50SMAを明確に下抜けたことでリストから除外し、$HURN及び$VRTXをリストに追加しました。
また、金曜日の動きを受けて、$EBCを除外し、$WWEを追加します。

$ENPH

週間パフォーマンス
-0.72%(出来高平均比-10%)📉

週足
日足

ソーラー関連の先導銘柄。
現状業種ランク1位のEnergy-SolarにおけるTop Stockであるエンフェーズは、統計上、相場を牽引する先導銘柄になる可能性が最も高いです。
CANSLIMは完璧に近く、Stage1のDouble Bottomからブレイクアウト後、1度目の50SMA(or10wSMA)への調整を見せています。(※『オニールの成長株発掘法』冒頭100銘柄のチャート集において先導銘柄における頻出のエントリーポイントです)
先週1週間は主要指数と比較して下落幅は小さく、粘った印象です。
週の前半は上値が21EMA及び 10SMAで重く、木曜日金曜日にかけて50SMAの下で推移しました。
このまま50SMA付近でしっかりと底固めを行い、主要指数のフォロースルー周辺でブレイクアウトできるかに注目します。

$DGII

週間パフォーマンス
+6.30%(出来高平均比-2%)📈

週足
日足

主要指数が年初来安値を更新する中、50SMAプルバックと強い動きを見せています。
週足のCupからのブレイクアウト後、3週間以内で+20%に到達する8週間ホールドルールが適用されたポイントから初めての50SMAプルバックということで、アクション可能なエントリーポイントでした。
現在は既に50SMAから5%以上の乖離率となったため、エントリーは厳しいです。

来週のマーケットレポートでは、これら10銘柄をCANSLIM投資における先導銘柄候補として日々銘柄を追加・削除しながらレビューしていく予定です。
これらの銘柄が反発しない限り、主要指数の明確なフォロースルーも期待できず、CANSLIM投資のアプローチで市場に参入することは難しいことが予想されます。
来週の無料公開記事では、上記リストの週次レビュー及び、新たな先導銘柄候補リストを公開しますので、どうぞお楽しみに😊

本日は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
YouTubeメンバーの方には限定Discordにて毎日リンクを公開しますので、noteのメンバーについては未加入で問題ありません。

また、無料でご参加いただけるDiscordサーバーについても、現在700名以上のご参加をいただいております。
下記リンクから招待を受け取っていただき、CANSLIM投資について気になること・ご質問などいただけますと幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事が皆様の週末のスクリーニングの一助として、またCANSLIM投資に興味を持っていただくきっかけとして貢献できましたら嬉しく思います☺️
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

オニールの猫🐈




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