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風俗三十二相 あぶなさう 明治年間 当時芸妓の風俗

風俗三十二相より芸姑の風俗。芸者が着物の裾を持ち、船から桟橋へ揺れる足元を気にする。ほろ酔いなのか船が揺れるのか、あぶなっかしい場面。

つぶし島田と呼ばれる髪型は、江戸時代後期から明治にかけて人気があった。天保の改革で、天保13年に深川の岡場所は撤去されて、柳橋(現・台東区浅草橋)に芸者が移り住むことで栄えた(出典)。

細やかな毛彫り
空刷り
風俗三十二相で摺りの状態が分かるのは題名の部分。
初刷は3色、後摺りになるほど2色、茶色1色とその数が減るとされる。

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